令和5年祇園祭は前祭から後祭へ | コバやんの祇園祭レポート&雑記帳

コバやんの祇園祭レポート&雑記帳

京都・祇園祭の山鉾町で生まれ育ったおっさんのブログです。

前祭の巡行、後片付け(蔵入れ)も済んで、舞台は後祭へ移ります。

 

7月19日(水)69年前、コバやんは新町四条下るの産院で生を受けました。

予定日は16日だったらしく、「ややこしいときに出てくるな!」と言われて、巡行が済んで落ち着いたころ、母親の胎内から出てきました。生まれたときから親孝行。さすが郭巨山の住民(笑)

四条新町下る、隣の町内の産院。胎内で聞こえていたお囃子は船鉾か月鉾か放下鉾か(笑)

       昭和30年7月16日 1歳まで3日

 

祖父ちゃんの他界した69歳になりました。人生、第4コーナー過ぎて、最後の直線。好きなことやって、好きなもの食べて、精一杯「今を生きる!」を続けて、体が動く間は祇園祭にご奉仕させて戴いて、それができることを感謝して、次は親父の74歳を目指します。

次男が寺町綾小路の京都大神宮で御札を受けてきてくれました。京都大神宮は父母が結婚式を挙げた神社です😄

祇園祭の御札は7月10~24日に授与されるそうです。

 

家業の組合の用事で三条富小路まで行った🚲️帰り道、やっぱり鷹山、見に行きますよね。

居ました小学校同級生の山田理事長。

12日の函谷鉾曳き初めのときに四条室町で撮ったツーショット。今日はお返し(笑)

北観音山では真松建ての準備中。

松選びの今年のクジは南が勝ったそうですが、建ってからでないとわからないそう。

 手前が南観音山

 

7月20日(木) 20日といえば私たち前祭なら13日。

曳き初めが済んで、宵山のクライマックスまででは、まあ落ち着いた日。

四条新町から60mほどのコバやん家。隣町の月鉾の二階囃子やオフシーズンの練習は表に出れば聞こえますが中庭までは聞こえません。でも、大船鉾のお囃子は聞こえるんです。お囃子が聞こえると、ジッとしていられない質(たち)で、気になって仕方がない。夕食もそこそこに南観音山~北観音山そして鷹山までを往復。

17日間もしていたのに、やっぱり足が向いてしまいますねん。

 

7月23日(日)は後祭の宵山。でも、この日は郭巨山の足洗い。

プロジェクターで今年の郭巨山の祭事や平成12年(2000)の郭巨山の動画を映写しました。

平成12年は親父が亡くなる前年。親父の最後の祇園祭ご奉仕の姿が映り感慨深い映像でした。

郭巨山足洗い恒例のくじ引き大会。見本に使った手拭いや前後の挨拶で交換したチマキ、いろんな頂きものが当たります。コバやんゲットは明治安田生命が作って配られた(らしい)Tシャツが当たりました。

                今年の後祭の手拭

 

7月24日(月)は後祭の巡行。

少し寝坊したけれど、鷹山が新町姉小路のクランクを通過するのに間に合いました。

御池の出発を見て、帰宅。「みこし弁当」を戴いて、

巡行が四条通を戻ってくるのを待ちます。

函谷鉾も月鉾も出迎えの準備。

郭巨山も町内の東端の新町での辻回しを出迎えます。

 

今年の還幸祭は月曜日の定休日。

次男が中御座の神宝行列のボランティア募集に応募してお勤め。

中御座がコバやん家の前を通られるのは例年18時過ぎ。

函谷鉾の足洗いが18時から嵐山・渡月橋。もろブッキング。

せめて出発のときだけでも画像を残そうと御旅所まで出向きましたが、皆、白丁姿。

どこにいるのか分からず、諦めて帰ろうとした寺町綾小路で「父さん」の声。

京都大神宮のお導きか、会うことができました。

中御座がコバやん家の前を通られるとき、オレンジママはお向かいの平岡旗製造㈱がされる冷茶の接待に毎年お手伝い。神宝行列が到着したときも準備に下を向いたままで、わが子の姿を見ずじまい。

嵐山・渡月亭での函谷鉾の足洗いから帰って、次男の神宝行列がどの辺りなのかわからないので、とりあえずオレンジママが行っている三条の京都文化博物館前での丹波八坂太鼓のライブへ向かいました。すでに中御座の御神輿は通られた後でしたが、東御座の御神輿には間に合いました。

西御座の御神輿が中々来なかったので帰宅は11時になりました。

 

“神々を鴨の水で迎える”神輿洗いの10日は「お迎え提灯」

神幸祭、還幸祭が無事済んで、“神々を鴨の水で送る”神輿洗いの今日28日は

「お祝い提灯」という『変わり提灯』の行列が祇園町で行われ、こちらにも次男が参加しました。

いろんな“変わり提灯”があるなか、次男が担当したのは「御所車」だそうです。

四条大橋での「神輿洗い」の後、祇園の花街を練り歩き、21時過ぎに新橋の辰巳大明神での休憩に、コバやん、間に合いました。

縄手から花見小路を通って、旧弥栄中学へ帰りました。

 

7月29日大安、厄除け粽を付け替えました。

店の玄関には町内お下がりの粽と御山の真松、還幸祭の中御座輿丁さんから頂いた御榊と御符を付けて。

宅の玄関には町内お下がりの粽と真松、そして函谷鉾囃子方の粽です。

今日7月31日の八坂神社摂社疫神社の「夏越祭」で1日から1ヶ月に渡る祇園祭も無事に締めくくり。

私は参列しなかったけれど、町内代表二名と次男が持ち帰った茅萱で「茅の輪」を作るのが私のお役目。

町内の希望者と分け分け。

 

函谷鉾囃子方、郭巨山保存会、函谷鉾保存会、函谷鉾伝承委員、4回も足を洗って、

8月6日、郭巨山でお預かりした古いチマキを八坂神社に納めて

、今年の主だった祭事は無事終了しました。