5月8日付朝刊各紙に「祇園祭 今年も神事縮小」「神輿動かさず『神霊渡御』に」「神幸祭 還幸祭は中止」の見出しが。
致し方がない、とはいえ残念です。
郭巨山保存会では、その5月8日夜に定例理事会を開催しました。
巡行は中止でも山鉾を建てるのは各保存会の意思を尊重、とのことで、
御山は建てる!の決定をいたしました。
巡行がない、ということで御池観覧席の収益も見込めず、
山建て費用(大工方、電気店、運送店ほか諸経費)の補助金は見込めないかもしれませんが「疫病退散のお祭。せめて御山を建てて」の気持ちからの決定でした。
しかし、山鉾連合会の取り決めで、
〇本来の山鉾建て期間に短縮は認めるが延長は認めない。
〇原則一般見物客は搭乗させない(鉾、曳き山)。
〇19時をもって路上での行事(山鉾上でのお囃子も含む)は終了とする。
〇駒形提灯に灯りは入れない。
〇ちまき授与は宵山期間中に限定しない。
〇曳き初め舁き初めは中止。
〇クジ取り式(7月2日)は行う。
〇7月17日の御旅所での遥拝、同24日の御旅所参拝は概ね昨年と同じ(御榊巡行)で各保存会2名参加。
〇日和神楽、御旅所奉納囃子、お迎提灯行列は八坂神社のご意向もあり中止。
なお、コロナ感染状況で緊急事態宣言またはステージⅣとなった場合は全ての行事を中止または縮小。
関係者に新型コロナウィルス感染者が出た場合、当該保存会は原則行事を中止。
という通達が参りました。
したがって、郭巨山では御山は建てます(13日)が巡行はせず、
ちまき授与は昨年同様に公衆衛生を遵守(消毒、仕切り、行列のディスタンスなど)して、
ちまき授与は14日~16日、10時~19時(山埒柵)とし、会所内では時間延長も考慮しています。
ご朱印は昨年同様御札(令和3年銘記)の手渡しとします。
また昨年は控えましたが今年は「急急如律令」の手拭いを新柄で製作し授与する予定です。
一日も早くコロナ終息を願うばかりです。
さて、近況をいくつか。
先週、書店で「時代劇聖地巡礼」「あの江戸の風景は京都にあり。」春日太一著、ミシマ社発行。
という本(4月21日発行)が目に留まりました。
東映、松竹、両撮影所でほとんど撮られる時代劇。
それは京都市内、近郊に歴史的建造物が多く残され、自然も多く、撮影所のオープンセットの他に自然とマッチしたロケが移動時間を節約できる場所が多く残されていて、そのロケ地を探索した本でした。
拙ブログでも何度か取り上げておりますが、女房(オレンジママ)が時代劇の大ファン。
というのも女房の実家は丹波園部(亀岡市との町境から50mほど園部町に入った所ですが)。
京都からですと湯の花温泉を超えて車で10分ほど。国道9号線千代川から峠を2つほど越した(要するに田舎です)所で、R372(篠山街道)バイパスが出来るまでは実家近くの神社と橋、未舗装道路が時代劇のロケによく使われていたのです。
ですから、しょっちゅうロケを見に行ってはサインを頂いて(既投稿)いました。
ですから脇役端役の方でも名前をよく知っています。
最近はBSなどで水戸黄門、暴れん坊将軍、伝七捕物帳、鬼平犯科帳、新座頭市などがオンエアされていて、水戸黄門、座頭市などは旅の場面が多く、実家近くが映るのも楽しみの一つ。
「時代劇聖地巡礼」も楽しく拝読しました。
でも、女房の実家近くは同じ薗部町でも摩気神社だけの紹介でした。
ま、確かに女房の実家近くの神社などは特筆するほどの大きさもなく、見過ごしてしまうほどの僅かな場面での登場ですから致し方ありません。
そこで、昨日(10日)の休みを利用して両親の墓参りの後、実家近くのロケ地の今(最近はほとんど使われていない)を見てきました。
まず実家のほど近く(女房が子供の頃、肝だめしに行かされた)藪田神社(南丹市園部町南大谷)。
月鉾の御神体でもある月読命を祀る神社です。
40~30年前の作品で結構登場します。
藪田神社のすぐ近く本梅川(保津川に注ぐ園部川の支流)に架かる通称「たかばし」は取り壊されていて女房も唖然。幅が2mほど、欄干が30cmほどの高さしかなく、穴が開いている部分があったからなあ・・・。盆の里帰りのときにここでよく釣りをしたのに・・・。
次に回ったのが大内神社(亀岡市東本梅町大内)。
杉の大木が時代劇にマッチ。
大内神社のすぐ近くの道。
街道の分かれ道の場面によく登場します。
以前は祠の横に木があって、セットでは道の向こう側にお地蔵様がおられることが多いです。
昨日は墓参りもあったので、これで帰宅。
今日も休みだったので前日の余韻もあって、愛宕山のすぐ下の「谷山林道」の首なし地蔵のところへ行ってみたい、と思い立ち、行くことに。
「子供が3歳になるまでに愛宕神社にお詣りすると一生火事に遭わない」という言い伝えがあり、2度愛宕参詣しました。長男のときは女房を気遣って、清滝からの参道を避けて車でできるだけ近くへ、ということになりこのコース(このときはR162細野から。高雄からも行く事はできます)。林道の頂上付近に車を数台停める場所があって、そこから首なし地蔵を経て愛宕神社まで30分ぐらい(清滝からだと2時間ほどかかります)で行く事ができ、その林道は旅の道中場面で必ず登場します。
しかし、今日はスクーターで地道の尖った石とタイヤ(二人乗りで重い!)の関係で途中でリタイアの已む無きに。綺麗な景色なんだけれど・・・。
気を取り直して、南丹日吉ダムを経由して園部の摩気神社へ向かうことにしました。
日吉ダムは道の駅もあり、温泉に浸かることもできます。
以前はグラウンドゴルフによく通いましたが、今日はお土産だけ。
摩気神社(南丹市園部町竹井)。この本でも紹介されていて、京都府の指定文化財でもあります。
神社の手前にある民家。なんともいえない佇まい。
その塀と門を抜けると摩気橋。鬼平のエンディングに登場。
橋を渡ると摩気神社。詳しくは「時代劇聖地巡礼」の本で。
高校のサッカー部時代。グラウンドが嵯峨広沢池の前。部のランニングや体育祭のマラソンコースが大覚寺、化野念仏寺があって、あの辺りはよく知っているのですが今回は丹波方面。
今度はどこに行こうかなあ。
そうそう、4年前、コバやんの聖地巡礼は「おれは男だ!」の鎌倉、江ノ電。
4年前、2017年4月に記事アップしています。
もう一つ。プラモデルのお話。
脳梗塞で利き手が不自由になった小学同級生が「何時か作ろうと買っておいたけど、お前作ってくれ」と頼まれたムスタングとメッサーシュミットが完成して「あとゼロ戦とスピットファイアがあれば無敵」とラインしたら「ゼロ戦出てきた」とゼロ戦と紫電改を届けてくれたので4機、4ヶ月かけて完成しました。
ダンボールで格納庫も作りました。