6月に入りました。
例年なら6月10日ごろに行う「郭巨山打ち合わせ会」での
係分担発表に向け、人選と了解の段取りやテント設営の道路使用許可申請、
連合会提出書類の作成、縁起物の町内予約回覧と集計、山舁きボランティア説明会のリーフレット作成、名簿、連絡網、当番時間アンケートなどなど、
様々な文書の作成や連絡に追われているところです。
それは「例年通り行う」ためのものです。
例年の文書の日付を変え、新しい事項を入れ替えるだけの文書もあります。
しかし、今年は「例年通り」ではありません。
58年ぶりの巡行中止です。58年前はコバやん小学2年生でした。
それでも山鉾は建っていました。宵山は賑やかでした。
函谷鉾囃子方に入会するのはその翌年。17日は普通に学校へ行きました。
巡行中止の覚えはありません。
その前は終戦時です。おそらく今の山鉾関係者は覚えていないでしょう。
「例年通り」でないなら、すべての文書に新しい文言が入ります。
ようやくひと段落つきました。でも、財団2回目の評議員会もあります。
財団の事業計画書は非常に長文です。気を使います。
今年の祇園祭は現時点でおおむね
山鉾巡行中止。
山鉾建て中止。
午後7時以降の活動禁止。
ちまき授与は目立つ形で行わない。
というのが山鉾連合会の取り決めです。
郭巨山では「ちまき授与」は14日、15日、16日の午前10時半~午後7時と理事会で取り決めました。
ちまきは初回発注分から町内予約分を引いた残りです。
余らすことはできません。
お求めに来られる予測がつかないので、おそらく例年の半分以下の数になるでしょう。ですからお求めが多ければ16日まで残らない可能性もあります。
ご希望に沿えない場合は申し訳ありません。と言うしかありません。
2年連続「山一番」のときの行列
あと、例年と違うのは「吉符入り式」を役員のみで行っておりましたが、今年は時勢を鑑み、町内会員皆様(世帯、事業所の代表ひとりですが)にご出席いただき、神官によるお祓いを受けていただくことになりました。
もちろん密集を避けての着座になりますが。
例年の吉符入り式
郭巨山の今年の祇園祭は1日の吉符入り、14・15・16日のちまき授与だけです。
ちまき授与は「お釣り」の接触と時間短縮(行列の可能性を少なくする)のため、今年は1束1000円のご志納となりました。
補うために集印帳大の紙にご朱印と疫病退散の言葉を墨書したものをお付けします。集印に来られた場合も志納200円でお渡しすることになりました。
ハンコを一人ずつ消毒していては行列ができてしまうからです。
ちまきとご集印、ご理解をいただきますようお願いします。
さて、今日6月1日から緊急事態宣言も京都は解除となり、少しずつ日常が戻っていくのでしょう。
コバやんの家業は営業自粛要請から外れたので消毒に留意しながらお店は開けておりました。が、外出自粛やテレワークによる通勤客の来店が減り、3月4月は前年同月の3割減でした。持続化給付金の対象ではありませんが、3割減で済んだと感謝しなければ。5月末ごろから戻りつつあります(3カ月ぶりとか4カ月ぶりの方も)。
4月5月の休日はマスク作りに明け暮れましたが、今日6月1日、コバやん家の毎月の「ついたち詣り」に八坂神社へお詣りしてきました。
5月1日は営業終了後でしたので南門が閉まっていましたが、今日は昼から行ってまいりました。
午前中は60年前に新設した中庭の波板の破損個所の修繕をしました。
河原町に所用(女房の眼鏡の調整)があったので歩いての参詣でした。
四条通は回りと2m以上の間隔は苦もないほどまだ人出は少なく、南門から参詣。手水舎の柄杓はなく、いつもとは違った形で水がちょろちょろと。
先に参詣を済ませた次男と丁度出会い「社務所に『お千度札』がある」と言うので授与(袋付きで志納300円)して頂き本殿を回りました。
疫病退散の茅の輪は志納500円でした。
本殿横には大茅の輪があり左右左と3回くぐります。
蘇民将来を祀る疫神社にも大茅の輪が7月31日の夏越祭と同じように設えてありました。
帰り道、いつもは行列ができている都路里の喫茶(2階)も行列がなく、間隔着席でもすぐ着席できる、というので休憩がてら入店。滅多に入れないのでコバやんは特製都路里パフェをチョイス。女房はグリーンティー。回りには空席もあり、行きたい方は今がチャンス。
先週から営業を始めたばかりとか。
錦市場はどうなんだろう、と富小路から見てみると、まだまだのようです。
京都市はアベノマスクも北のほうからなのか下京区のコバやん家にはまだ届いていません。不織布マスクは結構出回ってきているようです。
給付金は郵送を待つつもりです。マイナンバーカードもパスワードもありますが、カードリーダーが必要とか。そんなもん普通持ってないでしょ。
文化博物館での祇園祭特別展も会期のほとんどが休館となり、ご覧になれなかった方も多いと思います。
特別展の出品目録が文博から通信販売されています。(京都新聞での広告)
興味のある方は持っていてもいい本です。