長刀鉾(四条烏丸東入る) | コバやんの祇園祭レポート&雑記帳

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京都・祇園祭の山鉾町で生まれ育ったおっさんのブログです。

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なんといっても生稚児とクジ取らずで巡行の先頭を行くことが有名。

鉾頭の長刀は疫病邪悪をはらうとされ、祇園祭の原型を残しており、平安中期の名工、
三条小鍛冶宗近作から1520年頃に三条長吉作、1674年には和泉守来金道作に、
そして天保8年(1837)から竹製漆塗銀箔飾りのものに取り替えられました。
巡行中、神事の四条通では刃先が八坂神社と御所に向かないように建てられます。

天王人形は侍烏帽子に直衣大袴姿で右手に長刀、左手に小船を抱えた和泉小次郎親衡。

屋根の先端には金鯱が外向き(天守閣の逆)に付けられ、
前部軒裏の彫刻は悪魔調伏して災いを消除する舞楽「厭舞(えんぶ」
後部軒裏の彫刻は小鍛冶宗近が神剣を鍛造する姿。

前部軒裏絵に丹頂鶴、後部軒裏絵は孔雀。右側には鴨、千鳥、鶺鴒(セキレイ)、
翡翠(カワセミ)、鴛鴦(オシドリ)など約9種の水鳥の群翔、
左側には鳩、雲雀(ヒバリ)、頬白(ホオジロ)など約12種の山鳥の群翔が描かれてます。
垂木の金物には薊、山茶花、菖蒲、紫陽花など14種以上の四季の草花が彫られ、
天井には赤地錦に銀鋲で星座が、四本柱と長押には唐松と葡萄(ブドウ)の厚掘り。

前面の欄縁には竜、猫、兎、狐、豹に虎。右側欄縁には牛、水牛、蝙蝠、豚、猪など。
左側欄縁には羊、麒麟に、なんとミミズ、なめくじが。後面には鶏、狼など。

三段の下水引の一番には麒麟、二番に方位四神とリンゴ、ビワ、ザクロなど八珍果が。
胴掛は「玉取り獅子」に「梅樹」。見送は「雲龍」。

見送裾房金物にはアブ、トンボ、セミ、カマキリ、バッタなどの「虫尽くし」

動植物満載の鉾で三十六禽の欄縁と虫尽くしの見送裾房金物は私のお気に入りの一つです。

また、車方のハッピの背中の「長」の字が印象的で、よく目立ちます。