出張2日目の最初の目的地は「梵魚寺(범어사)」というお寺です。

 

一柱門の看板

 

金井山(ムクジョンサン)という山の中にあります。

新羅時代(678年)に義湘大師という僧侶によって建立されたお寺です。慶尚南道陜川(ハプチョン)郡にある海印寺、慶尚南道梁山(ヤンサン)市にある通度寺とともに嶺南3大寺院のひとつと呼ばれています。

 

 

「梵魚寺」という名前は、その昔、天上界に住む梵天という魚が金色の井戸に降りてきて泳いだという伝説に由来しているそうです。(梵魚寺の案内版より)

 

山の中にあるのに何で「魚」の字がついているんだと不思議に思っていましたが、こんな由来があったのですね^^

 

お寺の入り口である一柱門までは緩やかな坂を昇ります。

 

一柱門に行く道

 

一柱門に行く坂の横には別の道があります。石碑が何本も立っており、「真永金」という名前が彫られた大きな岩もありました。

 

 

こういうのを見ると不思議です。「金永真」って誰なんだろう?今よりも道具が揃っていなかった時代にどうやって彫ったんだろう?と想像が膨らみます。

 

これが梵魚寺の一柱門です。曹渓門とも言われているそうです。

 

 

梵魚寺の一柱門は宝物第1461号に指定されている貴重な建物です。1993年の実測調査で1694年7月に造られたものだと推測されています。4本の柱の形が珍しい造りになっているそうです。門の両側にある「寺魚梵山井金」「山本大刹禅」という看板は朝鮮時代の文臣であり、書道家である金聲根(キム・ソングン)という人が書いたものだそうです。

 

梵魚寺の境内です。大雄殿は宝物434号に指定されています。大雄殿には、インドの歴史的な人物である釈迦牟尼仏が安置してあります。釈迦牟尼仏の左右には釈迦に仕える菩薩の姿をした弥勒と提仏竭が配置されています(宝物第1526号木造釈迦如来三蔵座像)。

 

梵魚寺の境内、写真内右側にある建物が大雄殿

 

羅大雄殿の前にある三層石塔も宝物第250号に指定されています。統一新羅時代の典型的な石塔様式をしています。

 

三層石塔

 

梵魚寺の境内、建物の様子です。韓国のお寺は色彩豊かで日本のお寺とは雰囲気が違います。

 

 

  

 

 

 

   

 

 

境内は広くてゆっくりと見て回れば1時間~1時間30分くらいはかかるかもしれません(境内に聖宝博物館もあります)。※個人的意見です。

 

小雨が降り出して周辺の山や霧で覆われました。真っ青に晴れた夏の青い空も素敵ですが、霧がかったずんと重い空が、しぃんとしたこの日の梵魚寺の雰囲気には合っていた気がします。

 

 

梵魚寺ではテンプルステイも可能だそうで、機会があればテンプルステイプログラムにも参加してみたいなぁと思いました。


 

梵魚寺 (釜山)(범어사(부산))

 

住所:釜山広域市 金井区 梵魚寺路250(青龍洞)
   부산광역시 금정구 범어사로 250 (청룡동)

入場料:無料

ホームページ:http://www.beomeo.kr/(韓国語)

 

NAVER地図(韓国語)

 

 

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