だいぶ時間が空いてしまいましたが釜山出張の続きです。お付き合いください
松島海水浴場の次に行ったのは、今や釜山の有名な観光スポットとなった「甘川文化村(감천문화마을)」です。
甘川文化村は韓国のサントリーニと呼ばれていて、パステル色に彩られた家が山の斜辺にずらっと並んでいます。
甘川文化村の全景(パノラマ撮影)
甘川文化村は1950年代に朝鮮戦争の避難民たちが集まり村を作って住み始めたのがこの村の始まりです。その後、地域活性化のため芸術家と村の住民たちがひとつになって始めた「村美術プロジェクト」で今のような色とりどりの家が並ぶかわいらしい姿に変身しました。2015年には140万以上の訪問客が訪れる釜山の有名な観光地となったそうです。
初めて行ったのは2013年でその後、何度か訪れてはいましたがブログに書くのは初めてです。当初の頃よりもだいぶ観光地化されて、カフェや食堂、雑貨屋さんやお土産さんなどが多くなったなぁというのが今回の第一印象でした。
甘川文化村の入口
村の入口に案内センターがあり、ここでスタンプラリーの台紙となっている地図を購入することができます。韓国語、日本語、英語、中国語バージョンがあり、1部1,000ウォンです。
案内地図
スタンプラリーは全部9つのスタンプを集めると、記念ポストカードを受け取ることができます。
スタンプが置いてある場所は地図に書いてあります。一番最初のスタンプが置いてある小さな博物館(작은박물관)です。
建物の名前の通り、建物の規模は小さいですが中は甘川文化村の昔の様子を写した写真が展示されており、当時の様子を知ることができます。
入口から約5分のところにあるお店では甘川文化村オリジナルのクッキーが売っていました。
クッキーの種類はいろいろ
甘川文化村の至るところにある魚の看板と同じ形のクッキーです。手作り感のある甘めの味でした。1枚食べるとお腹いっぱいになると思います。
村全体が芸術作品と言っていいほど、村のあちらこちらに装飾が施されています。
村の入り口から50mほど歩いたところにある鳥たちが並んでいるたてものがあります。これも作品のひとつ。
この作品は「人そして鳥(사람 그리고 새)」という作品(2009年)。頭は人間で体は鳥の形をしています。全部で30羽いるそうです。
誰でも一度は空を飛んでみたいという想像をしているはず。辛く苦しい現代を生きていくのは簡単なことではない。そんな時、たまには全てのものを手放して空を飛んでみたい。そんな想像をするだけで気分もよくなる。
こちらは「路地を泳ぎ回る魚(골목을 누비는 물고기)」という作品(2012年)。鳥たちのいる建物からすぐのところにあります。
甘川文化村の狭い路地は住民たちのコミュニケーションの通路であり、洗濯物の物干し台でもあり、家族の庭。このような日常の生活空間を魚たちの自由な動きは活気あふれる生活空間を作る。
ハヌルマルから見た甘川文化村の様子です。龍頭山、釜山港を一目で見ることのできる屋上展望台です。建物の中にはこの村に関連した資料が展示されています。スタンプラリーのスタンプが置いてある場所でもあります。
ここは2012年2月24日にパク・クネ現大統領が訪れた場所であると看板が立っていました。
大統領の訪問に関する案内版
同行した記者の方が撮影してくれた写真(設定)ですw
ここを過ぎて道沿いに進むと小さながお店があります。タコの串焼きを売っているお店です。
この建物はチャンミン主演ドラマ「ミミ(미미)」の撮影場所です。過去、このドラマを見ていた時に「あっ!ここはもしかして・・・!?」と思っていたらやはり甘川文化村でした。ドラマでは主人公の家で床屋さんとして登場していたはずです。
ドラマのポスターが張ってあります
道沿いに建物が並んでいます。
村のいたるところには魚の形をした木でできた作品があります。一般の人たちがそれぞれデザインしたもののようで、同じ柄のものはひとつもないそうです。
星の王子様の後ろ姿のお気に入りです
そして・・・まさかプリクラの機械まであるとは!!甘川文化村のフレーム(?背景?)にして撮れるようです。日本でも最近はプリクラ撮る人も少なくなったのでしょうか・・・w
この他にも派手な(苦笑)装飾が施された建物がたくさんあります。
この↑建物の近くに甘川文化村で一番人気にスポット『星の王子様』があります。この日も写真を撮るのに列ができていました。私たちも列に並びました。10分ほど待ったと思います。
星の王子様の横に座って記念写真
ここを通り過ぎると下り坂になり、途中、細い路地に入る道があります。路地は人が1人通れるくらいの幅のところや急な階段があったりします。
「星を見る階段(별 보는 계단)」と名づけられたここは、空に星が綺麗に見えるからではなく、急な階段を上ってフラフラになって目の前に星が見えることがあるからとのことです(苦笑)。
狭い路地にはこんな住人たちの姿も
今回ブログに紹介した場所はほんの一部。他にもこんなものまで(笑)!
これも作品のひとつです。銭湯のカウンターに座っているおばちゃん、そして銭湯を楽しむおじいちゃん(笑)。意外にリアルに作られていてびっくりでした。(リンクをクリックすると作品紹介のページ(韓国語)に移動します)
甘川文化村にはもっとたくさんの見所があり、カフェやゲストハウスまであります。村を隅々まで歩くのであれば半日では足りないくらいです。ここを回る時は地図を購入して歩くことをオススメします。もちろんスタンプも9つ全部集めて記念ポストカードもGETしてみてくださいね!
釜山 甘川文化村(부산 감천문화마을)
住所:釜山広域市 沙下区 甘内2路177-11(부산 사하구 감내2로 177-11)
アクセス:釜山地下鉄1号線「土城洞(トソンドン)駅」6番出口からマウルバス乗車(沙下1-1、西区2、西区2-2)
釜山文化観光ホームページ:http://jtour.busan.go.kr/index.busan(日本語)
甘川文化村ホームページ:http://www.gamcheon.or.kr/(韓国語)
2016年06月16日(木) 釜山(プサン)海雲台(ヘウンデ)にニューオープンした東横インⅡ
2016年08月01日(月) 1泊2日釜山出張①お昼ご飯は釜山グルメ
2016年08月02日(火) 1泊2日釜山出張②松島海水浴場&スカイウォーク
2016年08月18日(木) 1泊2日釜山出張③甘川文化村
2016年08月23日(火) 1泊2日釜山出張④宝水洞本屋通り
2016年08月24日(水) 1泊2日釜山出張⑤釜山グルメを食べに富平市場へ
新たにツイッターを始めました♪