1月下旬に鼠径ヘルニアの手術をし、1か月間おとなしくしていただけでなく、忙しくもあって、「ここはいいところ」と紹介するようなところへ行っていません。
先週、NHKのニュースで、室戸の港で春ブリが揚がり始めたというニュースを見ました。調べると、室戸市のホームページで「令和6年3月7日(木曜日)、室戸市定置漁業振興協議会より、「室戸春ぶり宣言」が出されました。7日より市内定置網で水揚げされた7㎏以上のブリが「室戸春ぶり」として出荷されます。」という記事がありました。そうなると、室戸は本格的に春です。
2013年から3年間室戸に単身赴任していた頃のことを思い出しました。
春はハマアザミの天ぷらやマンボウの味噌ふきです。室戸のいくつかの店では、これらと、地魚料理、菜の花のおひたしなどをセットにして「春つげ御前」として出しています。これは少々高いものですが、この季節は普通の定食を頼んでもこれらの単品がついて来ることがあります。ハマアザミは海岸の砂地などにもよく見られ、その天ぷらは私にとっては室戸の春の象徴でした。イタドリも4月頃になると出てくるでしょう。
そろそろ田んぼに水がひかれはじめます。3月下旬には田植えがはじまっていました。そして、田んぼや水路ではカニやカエルも動き出します。
昨年は5月に前立腺がんを手術したこともあり、これまで毎年室戸に帰っていたという記録が途切れてしまいました。今年は行きたいと思います。あの尖った陸地へ。