「オーライ オーライ」
方向転換する私に
身振り手振りで誘導してくれるおじさん
ここは街灯の少ない農道・・・
しかも通ったこともない所
この時、時計を見れば夜の10時前
なんでこうなった❓
この日、いつものように・・・
いつもの道を・・・
いつもの音楽かけて帰宅中のわたし
帰ればビールが待ってるぜ~~
テンション上がりまっせ~
あ
この時、歩道の隅っこに何かを発見
通り過ぎて考える
あれはおじさん?(おじいさんか)
歩道の手すりにつかまってた
どうしたん❓
普通に歩いていただけ❓
でも、真っ暗っだよ~
私の思考は止まっても
車は急に止まれない
しばらく走りましたとさ。
この後、ハザードつけて止まって考える
”どうしたもんかな~”
明らかに私と逆方向を目指すおじさん
この日、テレビで言ってたのは
日本全国最大級寒波のニュース
あ~~、もうメンドクセ~
ウィンカーをつけてうUターン
「おじさん、何処へ行くの]
聞けば家に帰るというので送って行くことにした
行き倒れになっても怖いからね・・・
でも、ハッキリ言って
わたくし 方向音痴
無事につきますかね~?
ナビゲーターならぬこのおじさん
的確に指示をだしてくれました
「ありがとさん」
↑
これ、私が言うセリフ~~
ま、無事についたのでメデタシ メデタシ
「ありがとう」
おじさんの声に送られて帰ってきました
良いのか、悪いのかわからないけど・・
やりたいようにやった私の心はスッキリ
でね、途中で思ったのですよ
「オーライ オーライ」
これ、どっかで聞いたことあるな~
運転しながら暫し考える
ピッカ~~ン
わかった あれだ!!
もう何年も前になるけど
宅配のドライバーだった弟から聞いた話
荷物を届けに行ったお宅の庭が少し入りづらかったらしい
そこへおじいさんが現れて
「オーライ オーライ」にこやかに誘導してくれた
荷物を家の人に渡して
「おじいさんに誘導してもらった」って言ったら
家の人がびっくりして
「先日亡くなったんですよ」
ひぇ~~ 幽霊か~~い
・・って、怖さはないね
ありがたい幽霊さんです
この話を思い出した私は・・・
次の日、行ってみたんですよ
怖いもの見たさではないけど
ホントに生きた人間だったのか・・・
さ~ みなさんどう思います❓
ここだったよな~と思う候補が3つありましたが
哀しいかな!?私は方向音痴
”オーライ おじさん”
無事に家に着けたってことで良かったね