2014年8月、【TOKYO IDOL FESTIVAL 2014】のフリーステージで「No.1 Sweeper」という曲のイントロのワンフレーズを聴いた瞬間、自分のツボにガツンと入ってきたグループ
Especia ❪エスペシア❫
大阪は堀江を活動拠点とする5人組アイドルグループですが、およそ「アイドル」らしからぬその持ち歌に今心奪われてしまっています。
”AOR”を中心とし、”ディスコミュージック”やブラックダンスミュージック系のいわゆる”ニュージャックスイング”と呼ばれる楽曲を歌う彼女たちの持ち歌のジャンルはどれも’80年代に流行ったもので、最近 懐古趣味に走りがちな40代後半のこのオサーンにとっては何やら懐かしさを覚えるのと同時に、10代後半から20代前半の若い女の子グループがこういったジャンルをパフォーマンスすることにいささか嬉しさを覚え、ついつい追いかけてしまいたくなってしまっています。
彼女たちのアルバム曲にはいわゆる”捨て曲”と呼ばれる、「心に響かず胸に染み込まない曲」というものがまったく見当たりません。
ま、あくまでもそう感じるのは
自分の感性に合致している!
という単純で個人的な好みの話しの上でのコトですが。
そんなわけでこの度、原宿アストロホールで行なわれた「湘南乃風」”若旦那”と”Especia”との対バンライブに行って来ました。
念願の”初ペシア”と言ったところでしょうか。
キャパ300くらいの会場は床が割と見えるくらいでしたので、パッと見200は入っていなかったような。
楽曲には間違いなく恵まれているグループですので、あとはこういったグループに必要なのは知名度だけのように思います。
国内のミュージシャンで言えば、角松敏生などを好きで聴いていた世代には必ずや受け入れられるガールズグループだと思うのですが。。。
自分にとっては”初若旦那”でもあったわけで、ご存知の方はお分かりになると思いますが、あの通りいかつい風貌で、「THE BLUE HEARTS」の曲のような、若者たちへ向けたメッセージ性の強い熱い歌を熱唱してくれました。
ただ、オサーンはあのノリに付いていくのは正直もうシンドいですね。
意外にもコールやミックス、ケチャと言ったアイドルの現場特有のノリで場を盛り上げ、サイリウムを手にした若旦那ファンが多くいました。今やこういった歌手の現場でもこの手のノリがポピュラーになっている事に少々驚きました。
4、50分程の若旦那の出番が終わり、DJブースでその筋では有名なナントカさんの(名前忘れた…)DJタイムを挟み、いよいよ「Especia」登場。
アルバムのインスト曲が長いこと流れ、「焦らしますネ」と一緒に参戦したmacaroniさんと話すこと約2分。
メジャーデビューアルバムのジャケ写(裏)で着ている、メンバー各々違う、一見するとメンバーの私服にも見えるステージ衣装を身にまといゆっくりと登場。観客側から2-2-1のフォーメーションで曲がスタート。
セトリは、自身不勉強な事もあり、書き記す事が出来ませんw
昨年の【TIF】が初見ではありましたが、約1年に渡りアルバムを聴き込み、彼女たちの魅力に傾倒し、キチンとお金を払い、ライブハウスにて念願の初参戦を果たし、至近距離で見たときの心境は、2012年の夏に「東京女子流」の現場に初参戦した当時の渋谷duo Music Exchangeでのそれと似たものがあり、鳥肌が立つほどにとても感動的なものでした。
言わずもがな、「アイドルの現場特有の」ミックスやコールがペシストから起きたのは、彼女たちの楽曲が持つ世界観からすると違和感を覚えるものではありました。時代の流れなのですかね。若旦那の時でも起こるくらいですから致し方無いのかもしれません。
個人的には、4ビートのリズムに乗ってゆら~りゆら~り♪とカラダを揺らしながら彼女たちの歌とダンスを楽しみたいところではあります。
その歌とダンス。1st.アルバム『GUSTO』(グスト)に付いていたライブ映像が収められたDVDでライブ参戦前に予め見ていました。その2014年初頭の頃に比べパフォーマンスレベルは格段に進歩、成長している印象を受けました。
AORやNJSを歌う上での振り付けは、こういう曲調ですからあまり激しいダンスは元々自分は望んでいませんし、縦横の移動も少なくて正解だと思っています。キメるとこさえビシッと揃ってキメていればそれで良いかなと。
歌唱面においても相当のトレーナーが付いてレッスンを積んでいたことでしょう。突出して「上手いっ」と言えるメンバーこそいませんが、メンバー5人全員とも平均的にどの曲も調子っ外れになること無く歌いこなしていました。
CD音源とライブステージでの歌唱とにさほど差異がないというのは、見る側にとって当然のことながらとても安心して見ていられる材料であります。
全体的にメンバー個々が平均的なパフォーマンスをしている中で、強いて言えば歌うとアニメ声的な特徴がでる”脇田もなり”ちゃんが結構グループボーカルのアクセントになっていて、曲によっては要にもなっているような気がします。
「アイドル」としてカテゴライズされるこのグループ。楽曲と併せ私自身「アーティスト」色の強いガールズグループであると思っているのは、リリースされているシングルやアルバムのジャケットアートの秀逸さが原因であったりもします。
1st.アルバム『GUSTO』
メジャーデビューミニアルバム『プリメーラ』
7月22日リリース予定両A面シングル
『Aviator/Boogie Aroma』
お気付きのように、ジャケ写から彼女たち5人の姿を伺い知ることは出来ません。
ケースを裏返し、そこで初めてメンバーの姿を拝むことが出来ます。
歌い手のビジュアルを売り込むのもジャケットの大きな役目であるという事を考えると、かなり異色なガールズグループであると思います。
ここまで徹底し、自分たちのジャンルや独自性・個性・世界観といったものをアルバム2枚で既に確立している彼女たちには、下手に音楽の幅を広げるような事はしない方が乱立するガールズグループの中にあって自分たちのアピールポイントを色濃く打ち出せるような気がしますね。
ニューリリースシングルの予約販売特典会として、公演後に握手会と自前のスマホやデジカメで2ショットが撮れるイベントがありました。
初めて経験したかなり濃厚な接触イベントに嬉しかったり妙に気恥ずかしかったり。
メンバー全員、笑顔全開の神対応ではありましたが、今回のライブが終わるまで「箱推し」であったはずが、2ショットを終える頃にはすっかり「もなり推し」になっていました(笑)
「腕組んでもらっていい?」
との自分の要求に迷うことなく
「はーい♪」
と言って抱きついてきた彼女にはなんとも御礼の言葉も見つかりません。
最後に、公式グッズ。
やっぱり「アイドル」っぽくないです。
タウンユースとしても全く抵抗なく着られるTシャツは、ファンにとって嬉しい限りですね。