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虎さんのブログ

趣味や日々の暮らしのなかで感じること…

推し増しの先、またその先にはいったい何人が待っているのだろう。

人生に豊かさをもたらしてくれるのは間違いのない事実ではあるけれど、時間と先立つ物がそこには当然必要になって来るわけで。

ま、破産しない程度に推し続けて人生を楽しみましょう。
 

てな感じでヲタ活動をロジカルに振り返ったところで、
昨日、オリナス・タワレコ錦糸町店にて行なわれた我が上越方面隊、Negiccoのニューシングル『ねぇバーディア』 のリリイベに、このところ頻繁に行動を共にしているアスタライト仲間 、macaroniさんと参加してきました。

2年前の【TIF】で好きになってからというもの、なかなか東京でこういったイベントに巡り会う機会も無かったわけですが、ようやく2年越しの夢が叶い、今回Negiccoリリイベ初参加となった次第なのであります。

ファンになった当初から推していた、かえぽことkaedeちゃん(チェキ左端)を至近距離で見れ、デビューしてはや12年、その溢れでる貫禄ある透明感に終始悩殺されっぱなしでした(笑)
24歳の彼女、新潟薬科大学から特命研究員に任命された穏やかな雰囲気のリケジョです。アイドルとの二足のわらじ。素敵に人生の階段を上がってますね♪





約2時間のイベントを終え、一旦macaroniさんと別れ自宅待機をしたのち、この日2度目となる「イベント」へ


2度目のヲタ活動は、新宿MARZで行われた『ガチ恋!-ガチで恋した音楽サイト-』主催の音楽イベント

【ガチ恋!SUMMER OF LOVE 2015】

にこれまたmacaroniさんと参戦しました。
Especia目当てでの参戦ではありましたが、
出演したEspecia、WHY@DOLL、Faint⋆Star、STEREO TOKYO の中で今回ブログで特筆すべきはSTEREO TOKYOですね。



Especia、川嶋あい、BiS、水曜日のカンパネラなどを排出した「つばさレコーズ」の新レーベル

《Bermuda Entertainment Japan》  

から登場した海外のEDMシーンを意識したアイドルグループ。
その名もSTEREO JAPAN



グループの結成自体は昨年ですが、全てアルファベット表記にして装いも新たに去る5月20日『Electron』でEDMアイドルとして再デビューしたこのグループ。普段、小学生メンバー1人を含む6人組のSTEREO TOKYOと、小学生メンバー2人を含む8人組のSTEREO OSAKAとしてそれぞれの地域で活動するグループがCDをリリースする時合わさると、STEREO JAPANというユニット名になるのだそうです。



同じ楽曲であるその持ち歌を、東京と大阪を冠した各々のグループが関東圏、関西圏でパフォーマンスするとは…
某大所帯アイドルグループのようでもありますね。
知名度アップやこのグループが打ち立て個性たらしめている音楽性を、効率よく世間に認知させるという意味では賢い運営の戦術だなと思いますね。



このグループのサウンドは、Aメロ→Bメロ→サビというJ-POPの概念ではなく、EDM特有のドロップを中心に組み立てられたもので、先月31日にニューリリースされた『ANTHEM』は、まさしくEDMのそれを踏襲した楽曲そのものであるように思います。

EDMを主軸にするフランスのマスタリングスタジオで、リリースされているCDはマスタリング作業を行なっているそうで、まさに世界標準のグループと言えますね。

EDM制作の定石
・BPM(Beats Per Minute  所謂テンポ) が128
・ドロップ(曲が盛り上がった直後に曲調が一転してシンプルになる部分。また、リズムがストん♪と落ち着くタイミング)有り
・サビにボーカルは無し

といった構成で作られた重くエッジの効いたエレクトロサウンドは聴く者をハイにさせます。
粗削りながらもダイナミックで且つエネルギッシュな6人(うち1名はDJ担当)のパフォーマンスは、しばし年齢を忘れさせるほどに自身を高揚させるものでした。
いやぁ、若さって武器ですなぁ。
6人の今後の成長が楽しみです。

まだ「EDM」といった呼称がポピュラーで無かった20数年前、アドレナリン出まくりだったディスコ通いの頃よく聴いていたBlack Box等のハウスミュージックを思い出しました。

個性が強い分、好き嫌いがハッキリ別れるジャンルの曲ではありますが、有象無象に増えゆく今日のアイドルシーンに於いてココまでのアクの強さをも打ち出し、その他大勢のグループと差別化しなければ生き残れないというのも昨今の業界の実態ではないかと思ったりもしています。

クラブでのパフォーマンスが似つかわしいこのガールズグループ。
未成年、しかも小学生を含むこのグループが夜のとばりで羽ばたける事が出来るのか否か。それとも真っ昼間からガンガンとヘッドバンキングさせる事を狙うのか。
海外を意識した音づくりでもあるので、BABYMETALのように外で火がついて日本国内に飛び火する日が訪れるやもしれません。
何はともあれ、個性的な「アーティスト」を生かすも殺すも所属事務所のオトナたちの腕次第。
今後の運営の手腕に乞うご期待です。


最後にジャケットのご紹介など。

『ANTHEM』ジャケットデザイン


スウェーデンのダンスミュージック系のデュオ、Daleriのジャケットのオマージュか、はたまたインスパイアされてのデザインか。



いずれにせよEspecia同様、歌い手である本人のご尊顔を何処にも拝することが出来ないおよそアイドルらしからぬそのクールで挑戦的なジャケットに感嘆しています。


『ANTHEM』裏ジャケ



『ANTHEM』歌詞カード表4


モノクロでデザインされた本作。
お金はかかっていないですが、欧米ではよく見るデザインのCDジャケットやその体裁であったりするのも、海外をかなり意識したその証拠たり得るもののように思います。

STEREO TOKYO。今はハコ推しホヤホヤですが、このハコが歪むのは時間の問題のような気がします(笑)
全身茹で上がるような暑い日差しが照りつける8月最初の日曜日。お台場・ダイバーシティ東京のガンダム像の前を歩いていると、20代とおぼしきひとりの男性が近寄って来ました。

「あのぉ、コレ良かったら聴いて頂けますか?」  
1枚のシングルCDを私に手渡すと、その男性の近くにいた今風の顔立ちの中学生くらいの女の子2人組も私の元に近寄って来ました。

「今度、新宿のReNYでライブやるので良かったら見に来てください!」
   
そう言い放つとチラシを2枚私に手渡しました。

「良かったら一緒に写メお撮りしますよ」

「良かったらふたりを撮ってもいいですよ」

男性のそのお言葉に甘え、迷うことなくスリーショットをお願いしました。



【夏休みの娘たちにねだられ一緒にお台場へ遊びに来たお父さんの図】  

どう見ても「夏フェスに来たオトコとアイドル」のスリーショットには見えませんなぁ。
保護者ですな、保護者。  
去年結成した
『kiss bee 』
というグループ の3期生
左、石井美音奈(いしいみおな)ちゃん
右、谷藤海咲(たにふじみさき)ちゃん



2000年生まれの彼女たちでした。


そんな思いもよらぬ楽しいハプニングが起こる夏フェス
今年も行ってきました



2012年に初めて参戦し、今回で4回目となる自身にとって真夏の風物詩。コレに参戦すると「夏が来たなぁ…」って毎回思います。
                                                         
初めて参戦した2012年。観覧フリーの野外ステージ《スマイルガーデン》で ”東京女子流”  を生で初めて観た思い入れのある夏フェス。
しかしながら、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが彼女たちの出演は去年のステージが最後となってしまい、今年はココに彼女たちの姿はありませんでした。。。

ま、色々と思うところはありますけどね。

へんに形式にこだわらず、こういう大規模なイベントくらいは出続けた方が良かったんじゃないかなってオサーンは思います。
皆勤賞でもあったわけだし。

レーベルは違うものの、同じ事務所で、「ダンス&ボーカルグループ」といった女子流と同じグループコンセプトを持つ ”GEM” のコたちはこの日の前日、出演した代々木第一体育館で行なわれた【a-nation island】でこんなことを言っていました。

「私たちはアイドルですが、アイドルという枠を超えた活動をしていきたいです」  



また ”Especia”  のリーダー冨永悠香ちゃんは、とあるインタビューでこんなことを

「Especiaだったらアイドルイベントもクラブイベントも出来ると思うんですよ」



これこそまさに臨機応変というやつですね。
アイドルでありながら自分たちのグループのカラーであったり、個性やスタイル、世界観といったものを大切にしつつも、パフォーマンスする場所には一切縛られず、アイドルのカタチにこだわり過ぎない姿勢といったものが短いトークやインタビュー記事の文脈から読み取ることができます。  
”東京女子流” の運営にもこういったアタマを持っていて欲しかったですね。


さて、フェス自体の感想ですが、例年自分の中でメインステージとして位置付けていたフリーステージ《スマイルガーデン》の周りにフェンスが出来て、チケット(リストバンド) をしていない人は遠巻きからでしか観覧出来なくなってしまいまして、、、
もったいないというかザンネンというか。



《スマイルガーデン》に隣接する科学未来館へ訪れているお客さんであったり、この時期毎年開催されているフジテレビのイベントやお台場そのものへ遊びに来ているお客さんが数多くいるなかでの複数のステージを使っての【TIF】。

ファンの為のフェスではありますが、ご新規さんを多く取り込むチャンスでもあるはずなので、そういった意味でリストバンド所持者の優先エリアをフリーステージでバキッと作ってしまうのは何かちょっともったいない気がしました。
運営側としては、チケットを買って来てくれている人を優先することで、売り上げがある程度見込めて予算の確保が出来るので商売としては正しい選択だとは思うのですが。。。

実際自分も、チケットを買って参戦したのは最初のときだけで、その翌年からはフリーステージのみに参戦し楽しんでいましたのであまり偉そうなことは言えません。
ただ、出演者の中にはこのフェスに出る事を目標としているコたちも数多くいて、多くの初見の方々の目に触れる絶好のチャンスを狙い、ひとりでも多くのファンを獲得しようと皆一生懸命にパフォーマンスをしているわけです。
こういったジャンルを食わず嫌いでいる人たちに「ん?イイね、この曲」なんて思わせることも出来るんですよねぇ、フリーのステージ って。


食わず嫌いではまったく無いですが、実際自分は《スマイルガーデン》で2回も釣られました。 

2013年  Negicco
2014年  Especia    


今年は、、、

「該当者なし」  

まぁ、これ以上推しが増えても困りますがw



(C)MONARI&TORA


前回のブログが、、、






えりか嬢ともなりちゃんに挟まれ、、、



*\(^o^)/*    




さて

前回に引き続きEspeciaニューシングルとそれに関するお話し。    

track No. 2『Boogie Aroma』

気だるくさせるほどに熱い日差しが照りつける昼下がり、また、寝苦しい熱帯夜が続くようなこんな季節の夜に、ひとときの清涼感を与えてくれるミディアムテンポのフュージョンナンバーとなっています。


画像提供:macaroniさん


収録されている2つのインストゥルメンタル曲を続けて聴いていると、生音で録られたであろう出色の出来である一部のサウンドにとても惹きつけられました。
クレジットにある
『Hi-Fi CITY』
というバックバンドがどういったミュージシャンの集まりで、どういった編成なのか謎ですが、サックスを主体とした4 、5人のメンバーで構成されたスタジオミュージシャンの集まりなのかな、などと勝手に想像しています。

Especiaのサウンドにサックスは無くてはならないパートでありますが、本作ではただホーンのポジションをとっているだけでなく、『Aviator』ではテナーサックス、『Boogie Aroma』ではアルトサックスを使用し、同じシングルCDの中であっても曲調によってキチンと音色の異なるサックスを使い分けている点が何ともにくいディレクションです。



同じカテゴリーの楽器であっても、サックスで言えば、ソプラノ、アルト、テナー、バリトン、と全て異なる楽器と言ってもいいくらいその音色は違ってきます。
その ”異なる楽器” を通常は同じ奏者が吹くことは稀です。あのアルトサックス奏者の巨匠・渡辺貞夫さんもご自身の曲の中でソプラノサックスやフルートを吹くことはありますが、滅多にお目にする事はありません。ですので、このバックバンドにはサックスで2名のミュージシャンが参加しているのかな?とか、トラックを分けているのかな?とか、色々想像しながらバックの音に耳を傾けていると、オケに対しての奥行きが増して面白く感じてきます。



ついでと言ってはなんですが、これだけサックスが前面に出ていると、とくに『Boogie Aroma』で奏でられているシンセサウンドが、ザ・スクエア(現・T-SQUARE)の伊東たけしさんがかつて吹いていたサックスの電子版的な楽器、”リリコン” の音にすら聴こえてくるので不思議です。

バックバンドを従えて行なわれる来年1月のツアーファイナルで、もしも本当にリリコンで演奏されたら、、、
今ではほとんど吹いている方を見かけなくなってしまった楽器なだけに、わたくし個人としては非常に感涙に値するものですね。
今から来年のライブがとても楽しみです♪



(C)MONARI&TORA
撮影:macaroniさん