自分という命がここに在る、それは自分を生んでくれた母があり父があったから、そして母の父母、父の父母があったから、このようにたどってゆくとその父母の祖先の一人でも欠けたら今の自分は存在しないと気付く、更にさかのぼってゆくと、人間がこの世に誕生したところまでゆきつく、はじめの人間ありて自分が在る、人類誕生とつながっている尊い命、されば人はそこにおいてみな一つの種、そこから至りた兄弟姉妹となる、人類をこの世に生んでくれた存在、そこに神がいた、人と人とは同じ神より生まれた子、それが何故争い傷付け合い、殺し合い、苦しめ合うのだろうか、人の無智こそが罪である。
太陽の法嗣
大日天光子
合掌