人間世界には嘆きが満ちあふれている。自分中心主義の嘆きは聞く人の心をもくらくし、時に不快にさせてゆく。小さな嘆きは満ちあふれてこの世界から消える事はない、愚痴もまた同じである。人間はどうしてこうも嘆き、愚痴るのだろう。嘆いていずに自分が変ってゆき、かえてゆけばいいのに。愚痴を言ってくらして自らの心を闇の中に沈めてなにになるのか。愚痴の愚はおろかと示し、愚痴の痴もまたおろかと示している。おらかの上のおろか、仏はこの無智の自分を去りなさいと教えている。その闇を脱けて光の世界にかえりなさいと教えている。嘆きや愚痴のない人生、そのすばらしさこそ知りたいもの。
太陽の法嗣
大日天光子
合掌
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