『音楽の命』
音楽とは共鳴音であり、その命は調和である。
命と命が響きあい、響かせあうのがリズムであり、ひとつに合わせゆくのが、ハ一モニ一である。
そのリズムとハ一モニ一の個が、ひとつの形を生みて作り出すのがメロディ一である。
そのそれぞれのメロディ一が大調和してひとつになるのが、シンフォニ一なのである。
音楽とは、自然と自然、万物と万物、命と命が奏でる共命音であり、その調和こそが命なのである。
人はその共命音にひとつになるから、音楽に心持よく酔えるのである。
すなわち、ひとつになるという事が、命の本来の姿であり、目指すところなのである。
人はゆえに、音楽の中にその命の道をまた見いだす事こそが大切なのである。
太陽の法嗣
大日 天光子
合掌