『武』
武、技にもてば破れ、心に持つにこれ勝ちなり。
心・技・体、一冥となすも心こそこれ肝心なり。
心を磨くをこそ武と言うなり。
不射の射、不剣の剣、これを磨くは正道の武と言うなり。
身に物これをもちても、その命は心にこそ持て!
心持つゆえ一と生きるなり!
物の命は、そこに輝くものと変わるなり。
合気道の武は、合気その心にあり。
空手の武は、空手(くうしゅ)その心にあり。
柔の武はまた、柔、ただその心にあり!
これをゆえに道と言うなり。
不戦の戦はこれ道なり。
殺す心を殺し、生かす心をこそ生かすは、正道の命なり。
太陽の法嗣
大日 天光子
合掌