『奪いあって失う者達!』
友よ、奪いあって得るよりも、協力しあって得るほうが、はるかに大きい事を人は気づき覚める事である。
友よ、パンを奪い合い、家を奪い合い、国を奪い合い、権力を奪い合い、地位を奪い合い、財物を奪い合い、人はありとあらゆるものを奪い合って生きて、真実のものを失うのである。
その全てを奪い合って生きるよりも、協力しあい、助け合って生きるほうが、その得るものにおいてはるかに大きい事を見失い、迷い気づかないのである。
全てがその力をひとつに合わせて協力しあえば、なせない事などない事を人は知る事である。
そこにおいてこそ人は多くを得て、真実のものを得るのであるから。
友よ、奪い合いに平和はない!
あるのは対立と争乱と害悪と、罵りと恨みと、憎みあいと、罪である。
友よ、人はこの奪い合いにおいて、自ら達で進んで苦しみをつくるのであり、迷いの世を生み出すのである。
それをやめてひとつに力を合わせて協力しあった時のみ、平和は確実にやってくるのである。
このような当たり前を解せず、智慧者ぶり、権力をもって指導者などになって、奪い合いをするから無知と言うのである。
権力の奪い合い、国と国の奪い合いなどは、そういう者達によって多く生み出されるのである。
その無知に利用されて戦争に駆り立てられるならば、民衆こそ一番の哀れと言うのである。
戦争は奪い合いであり、その奪い合いにおいて国を家を土地を、そして命を失うのであり幸福と自由と、安心と平和の生活を失うのである。
その上で、真実の心と命を失いゆくのだから、悲しく哀れと言うのである。
その奪い合いとは失う事であり得る事ではないと人は早く覚め気づく事である。
奪い合いをやめて、ひとつに協力しあって手に手をとり合い互いに力を尽くせば、全てを得る者になるのであるから、この当たり前の道理こそ全ての人は気づく事である。
協力しあってひとつになって力を尽くし、互いに与えあうのである。
だから全てが得る者となる!
それを奪い合ってばかりいるから、全てを失う者となるのである。
世界天地は、生かし生かされ、守り守られ、与え与えられ、教え教えられ、愛し愛され、
互いにひとつになってこそ正しく成立するのである。
その正しい道にこそ平和はあり、天国があるのであり、それを忘れて奪い合いばかりに生きるから、迷いと、苦しみと、乱れたる世界を生み、天国を失い、地獄を得る事になるのである。
ゆえに奪い合って全てを失う者達と言うのである。
友よ、奪い合いの世界から助け合い、与えあう世界をつくり生きよ!
その迷いより覚め気づきてよき世界を目指し作りて生きよ!
諸行無常の世界になにを求めて迷うのか!
みな仮りのものと知りて、真実の人生を真実の人として覚めて生きなさい。
その為にはその心の扉を開いて真実の道と真理の世界を求めて生きよ!
この世界はこの世だけの世界ではない事に覚めなさい!
その為に正しく道を見て知り、その真理真実の世界と帰りなさい。
無知の自分達に覚め気づきて、本当の命、本当の自分に帰り智慧をつけて生まれゆきなさい。
その為に無知無明の自分に気づき、道へと帰り、光ある命と生まれ帰りなさい。
私はゆえにその一番の愚かな奪い合いの人生から互いに助け合い与えあう、命と生まれなさいと教えるのである。
太陽の法嗣
大日 天光子
合掌