『それそのもので判断せよ!』
その言葉をすでに示される他の言葉と比較して単に間違っているとか、正しいとか決めつける事は誤ちである。
一切と比較せずその言葉そのものを、真実と道理の上から見て判断する事である。
例えば、その言葉は釈迦が言っていないとか、釈迦の言っている事と違うとか、イエスの言葉と違うとかで判断する事も間違いである。
それは全て、その比較によって判断されるべきものではなくして、それ そのものとして判断されるべきものではなくして、それそのものとして判断されるべきものだからである。
格に入りて格をいでざれば道に非ずと言い、それらの言葉や観念を超えたところで説く言葉も広大とあるからである。
その者達の説きた言葉にも、誤ちがまたある事が、発見される時があるからである。
ゆえになんでも、その先者の言や教えとくらべ、それを唯一のはかりとする事は誤ちであると教えるなり。
全ては、真実と道理に則してそれそのものを判断し知る事こそ大切であると教えるのである。
太陽の法嗣
大日 天光子
合掌