『流水は腐らず!』
一道精進は継続の妙にして力なり。
水、止どめれば腐り、流水は是れ腐らず、道はゆくゆえにこれ道なり!
止どめず精進なして継続するが、道心の正なり!
全べからず道みなこれなり。
継続命道は流水の生なり!
色心動かさざれば、流水是れに非ず!
水とどめて腐り、流水はこれ腐らず!
身命色心一命と精進するは命道の正なり!
磨くべきかな!
識道の智水、天道の心水、これ一命の道これなり。
流水は止どめて腐し、老命も止めて腐すなり!
老いてなお精進命道と継続するは若命の生これなり。
往きて生まれるに、なんの命道止めるところこれあるなり!
流水の如く道をゆくは一命正道の生これなり。
小水、常に流れて、すなわちよく石を穿つはこれ精進の妙なり。
人、若しつとめて精進なせば、事難き事これなし!
道ゆくに精進はゆえに一命の大切これなり。
真理法求勤行精進、
法持勤行精進、
法観勤行精進、
法説勤行精進、
法護勤行精進、
法師
供養勤行精進、
受法者守護勤行精進、
如法住勤行精進、これを仏の教える八つの精進と言うなり。
宗法の為に宗を修し、法教となすべし!
一切衆生一命真実の為に宗法実と成せ!
仏法の為に仏法を修し、神法の為に神法を修し、ただ一切の為にこれを修せ!
すなわち、宗の為にのみ法を修するが、真の姿と言うなり。
如法住精進とは真理一命と住して精進する事これなり。
如法にあらざれば法求・法持・法観・法説・法護いずれもなるはかなわぬなり。
受法の者誤てばそれを破して正すも大切なると知る事なり!
全て、如法住精進こそ大切なると教えるなり。
欲を因となして精進を行となし、念を果となして巧慧を報となし、一心を究竟となすは、天台小止観の方便行これなり!
これ、
因・
行・
証・
入・
方便究竟の五位の修なり!
すなわち、
因・縁・果・報・本末究竟と一の修と言うなり。
一心究竟こそ一乗一命の真ゆえに、実と見よと教えるなり。
みなみな円教の妙方便とは知る事なり。
一切を命道の修行と見れば、そこにすぎる事も、誤つ事もなくなるなり。
たとえ酒を飲みても酒に溺れず、酒にのまれず!
命道一と住せば、酒を百薬之長と化すとは申すなり!
すなわち、一切の一切が命という真実の道の為にあると覚めて、正と往く事こそ肝心なると教えるなり。
太陽の法嗣
大日 天光子
合掌