蓮華経の本尊!6 | 太陽王法の会


『蓮華経の本尊!6』



蓮華よ、

太陽無くしてその華が開くか!


「開きません!」


されば

汝の本尊は誰か、「太陽であります。

太陽たる法身大日如来です!」


太陽主大日如来とひとつに冥合加持なして開くのだね!


「そうです、

その光明と一如となして開くのです!」


蓮華よ、

されば

その法をなんと名づくなり。


「妙法蓮華の法ともうします。

遠き昔より地涌千界において私達がずっと説き続けるものです!」


されば妙法蓮華経と唱える者達が、太陽に詣で、

そこと修して、

そこと生きるのは当然であろう!


その大日如来の否定は誤ちであるな。


「はい、誤ちであります!」


よくぞ申した!


真、

汝等は尊き法を説くなり。


私は、

太陽一如と成道して、その秘密の蔵を開く者なり!


その太陽の法と依ることは法華者の正しき相と思うか!


「はい思います。それこそ私達蓮華蔵界全ての者の望むところであり求めるところであります。

私達の目的も、

その大日如来の一切薩般若海と入りて、一切智智と至る事なのですから!」


汝等は真の行者これなり。


真、

尊き者これなり。


私は

また汝等の

心に答えて、

大日一切薩般若教を広大と説きてこの世界に与えるなり。


今真に、

道はよく成されて法はよく説かれた事を知る事なり。


無量の

法華菩薩達は、

おおいに歓喜なして私の大日教に依りてそれを一命と修めて広く天上天下において流布する事をして誓うなり。


オン・

阿毘羅吽欠と

南無妙法蓮華経が日月の如く、

太陽と蓮華の如く

ひとつに冥合して妙なる音声光明と変じて響き渡るなり。


毘盧遮那神仏一切薩般若海と入る

のが、題目としての妙法蓮華経なり。


毘盧遮那成身なして一切薩般若として未曾有の大法これを説くのが、

真言としての(阿毘羅吽欠・アビラウンケン)なり!


ともに道は一にして一と至る道これなり。  


法身如来の胎蔵に包まれて一の命と覚めるのが、

法華経の題目としての法なり。


法身如来一如一命と覚めて一切と遍照なすのが、

大日経の真言としての阿毘羅吽欠これなり。


『摩訶毘盧遮那世尊金剛の字句を説きたまう。

この法を聞きて、秘密金剛主、

一切の金剛、

一切の菩薩、

一切の大衆は未曾有の開覚を得るなり。

一切は更にその広説を願いて一切薩般若たる大日如来と詣でたところ、そこにおいて説かれたのが大日経これなり。

すなわち、

その字句がこれ、五字神明の字句、一切満足智智明の法門、

大日当体真言たる五字、阿毘羅吽欠これなり。』


法華題目者も

またこの一切薩般若たる大日如来と入り覚めて、

自らまたその大日如来と生まれ完成するのが、真の道と言うなり。


一切薩般若海とは大日如来の法身胎蔵なると知る事なり。


ゆえに

法華経もまた毘盧遮那遍一切處と至る事なるに、

大日経すなわち、摩訶毘盧遮那成仏神変加持経の一経なると知る事なり。


法華経はゆえに大乗一乗究竟の法法と教えるなり。


自ら成道なして、摩訶毘盧遮那、

大日如来と生まれる事が、その全ての究竟と知る事なり。


ちなみに

一切薩般若とは、一切智智、

智慧のことを言い

一切の仏・菩薩のめざし、また得る智慧のことを言うなり。


一切満足智智明とも言い一切智のことを言うなり。


これは無尽のごとき智慧の世界を言います。


仏・菩薩の最上の悟りの智慧の事です。


その智慧の海を一切薩般若海と言うのです。



太陽の法嗣


大日    天光子


合掌