大日界の行者の相!2 | 太陽王法の会


『大日界の行者の相!2』



大日如来とは

全ての場所に自由自在に往く事ができるし、

全ての人間、

全ての生きもの、万物大自然の中に遍ねく行き渡っているのである。


ゆえに毘廬遮那遍一切処とも言うのである。


真、

一乗一義を

悟りた仏なら、

この心を知り、

この心を持っているから、

もはや差別や、

対立などすることは無いのである。


友よ、

太陽大日の心は全てにゆきわたりて差別することが無いのである。


ゆえに

肌の色、

髪の色、

人種、

民族、

男、

女、

賢者、

愚者、

善人、

悪人、

その全ての人によって差別することもなく、

国により、

宗教の違いにより差別することも無いのである。


その橋を渡すに人によって差別する橋があるだろうか!


無いのである。


如来の橋は

そのようであり、全てを安全にして無事彼岸へと渡らしめるのである。


またその船に乗せて運ぶに人によって差別する船があるだろうか!


無いのである。


如来の船は

そのようであり、全てを安全にして無事彼岸へと渡らしめるのである。


友よ、

大日如来の心とはそのようであり、全てにゆきわたりて差別なく遍満しているのである。


法身大日如来一如と成道して仏陀如来と成身なしたる者ならば、

また是くの如しであると知る事なり。


ゆえに

そのような者をして、毘廬遮那遍一切處とは名づけるなり。


「我即ち心位に同なり!


一切処に自在にして普く種々の有情及び非常に遍ぜり。


(阿)字は第一命なり!


(毘)字を名付けて水とす!


(羅)字を名付けて火とす!


(吽)字を名付けて風とす!


(欠)字は虚空に同じなり!」



大日経太陽の法嗣


大日    天光子


合掌