遍満する慈悲の法締! | 太陽王法の会


『遍満する慈悲の法諦!』



友よ、

よいかな!


善を善と教えるのは慈悲の慈なり。


よく命をうえてその命を育て養うなり。


されば悪を悪と教えるのは慈悲の悲なり。


よく命を導き、

その命を祓い清め洗い流して、道に命を救うなり。


すなわち友よ、

善を善と教えるのは善にして、

悪を悪と教えるもまた善にして、

慈悲の法にして道のすがたなり。


因果必然の

道において、

悪因悪(苦)果と示すも、

善因善(楽)果と示するも、

ともに慈悲の法諦なると知る事なり。


この

慈悲の法諦が、

この天地大自然と命の中に治まってひとつなるを人は命と読む事なり。


この慈悲こそ天地宇宙大自然に充ち満ちている心と教えるなり。


宇宙天地胎蔵はゆえに慈悲の当体なると知る事なり。


善を善と教えるのは慈なり、

悪を悪と教えるのは悲なり!


浄を浄と教えるのは慈なり、

不浄を不浄と教えるのは悲なり!


光を光と教えるのは慈なり、

闇を闇と教えるのは悲なり!


善因善果(楽)と教えるのは慈にして大慈なり!


悪因悪果(苦)と教えるのは悲にして大悲なり!


地・

水・

火・

風・

空・

識、

この六大の中に、この慈と悲の二つの働きを観つめてひとつの道、

ひとつの法と読めるならば、

よく慈悲の全てを読みゆく者と言うなり。


慈と悲が道となって全てに遍満していることを、

友よ、君達は賢く全てに観よ!


その

命に覚めれば、

迷いの雲が晴れゆきて、もはや悪道に落ちる事などなくなるなり。


善有無悪、

迷いの雲をよく晴らして空と覚めて大きく自由自在に生きる命を、友よ早く獲得せよと教えるなり。


よく命を育て養い慈しむ働きは、

慈悲の慈なり!


よく命を祓い清めて洗い流すは、慈悲の悲なり。


全ての中にこれを見なさい。



太陽の法嗣


大日    天光子


合掌