『死は生まれるために有り!』
春の来ない
冬は無く、
朝の来ない
夜は無く、
覚めのない
眠りは無い。
されば生の無い
死は無く、
死もまた生のためのみにあるなり。
「冬は春のためにこそ有り!
夜は朝のためにこそ有り!
眠りは覚めのためにこそ有り!
死は生のためにこそ有る!
その眠りから覚めるように、死は生まれる事と知りなさい。」
死はただ生のためのみに有るなり。
生が死のためにあるのでは無く、
死が生のためのみに有るなり。
眠りが覚めのためにあるように、
夜が朝のためのみにあるように、
死はただ生のためのみに有るなり。
「紙の表裏を見よ!
ともにあってひとつの命!
ひとつの世界これなり。
生と死はこれなり。
有るところによって、表となり、裏となるなり。
生有、死有にしてこれをともに道と言うなり。」
太陽の法嗣
大日 天光子
合掌