夫婦の心!1 | 太陽王法の会


『夫婦の心!1』



夫婦が生活の中で共に感謝するべきときに、妙な照れや自尊心を作用させ、素直に感謝の言葉を出せない!


そして長所より、短所欠点ばかりがやたらと目につくようになる。


この欠点ばかり目につくというのは、相手の長所を映しとる心の鏡を自分の中に持っている事を忘れているからである。


そして、この作用の本当の心の働きを、理解する智慧が欠けているからである。    


長所より、

欠点だけが目につくのは、二つの心の教えがそこにあるのです。


一つは、相手の欠点をよく見て、それを正しく正してやりなさいという教えであり、互いにそれにより人間形成しあって、共に向上成長せよという心の教えである。


そしてまた、欠点を見る事によって逆に相手の長所を見つめ映しとる心を自分の中に

育て、

学び、

共に、

自らを向上成長させよと言う心の教えである。


夫婦として生き、共に心を

磨きあい、

共に心を

与えあい、

思いやり、

人格形成なしゆけと言う事である。


そして、本当の一如一体の夫婦とな

り、幸せをえなさいと言うのである。


欠点が

見えるのは、

それを正してやりなさいと、心が教えてくれているのです。


それを人は迷い見失って逆にすすんでしまい、

夫が妻を、

妻が夫を、

友が友を、

正してやる思いやりを忘れてしまうのである。


本当の

思いやりとは、

欠点こそ正し、

直してやる事である。


互いに心が見せ教えてくれている欠点を直しあえば、共に人間形成できるのである。


心とは、

人間を人間形成させんと働く世界が存在し、人を正しく導かんと働きくれるのである。


その心を神性と言い、仏性と言うのである。


心とは、

心が心を教える人間形成の世界がそこに秘められているのである。    


友、

夫婦、

そして人間関係において人の欠点がより多く目につくという現象は、人のエゴでもなんでもなく、それがそのまま人間形成なのである。


それを人が正しくとらえられないだけなのである。


欠点をより多く、心が人に見せる事によって、

善悪を教え、

そのような欠点を見つめて正しゆき自らは成すなよと教えるとともに、夫婦、

友として生きるに、それを気づいたら智慧と正しい心と、思いやりをもって正し直してやれと教えてくれているのである。


道に添うとは、

欠点を見て笑う事でもなく、

怒る事でもなく、憎む事でも、

恨む事でも、

馬鹿にする事でも嫌う事でもない!


それらは全て迷いである。


夫婦なら、

夫が妻を、

妻が夫を、

正しい智慧と心と思いやりで正してやってこそ道に添うのである。


そして共に人間として人間形成、人格形成を成せるのである。


夫婦とは、

そう生きる事によって互いに本当の一如、

すなわち一つになれるのである。


その為に、互いに互いを正せと欠点を互いの心が見せて教えてくれるのである。



太陽の法嗣


大日天光子


合掌