自然の教えと! | 太陽王法の会

『自然の教えと!』  

卯月の朝、
春雷轟きて愚眠
を醒ます。

慈雨共に来たりて万界万道と清める。

清浄なり、
清浄なり、
自覚光明の朝とかえすは天道の教なり。    
慈雨天水に打たれて一命と洗い、
一命これと清むる!

清浄なるかな、
清浄なるかな、
我が一命の浄土ここに成るなり。    

冬と精進なして春と育て、春と精進なして夏と育て、夏と精進なして秋の果果荘厳と成就す!

果果一切に施して、本来の無一物とかえり示すは、自然王道の教なり。  

雲塊天空とゆくもその色相無常なり!

無常にしてこれ空なり!

色空中道とつきぬけて天上と昇れば、清浄と輝く青空これあり!

本際はこれなり、本自性またこれなり。

法爾自然にして常に輝く、我の本性ここにありたり。

天空不変にして
また、本念一命の実相ここに説くなり。    
雲龍雲塊を煩悩と例えれば、青空はこれ菩提なり。

雲天空と覆うも、青空はこれ不変なり。

雲はこれ色相と顕ずれど変化変滅して無常なり。

ただ青空は変わらずして普遍なり。

煩悩即菩提そこに示して、自然天道は常に説くとは知る事なり。    

雲が煩悩ならば青空はこれ菩提なり。

雲は色相無常にして空なり、ただ青空のみ不変なり。

それと教えて説き顕すは太陽光明にして大日なり。

煩悩即菩提そこに見じて、青空と帰り、太陽大日如来と帰るがゆえに万命のこれ道なり。    

泥池に蓮華をして煩悩即菩提としめせば、闇と月またこれなり。

雲と青空もこれなり。

大宇宙の中にありて光明燦然と輝く、太陽大日輪もまたそれを教うと知る事なり。    

宇宙という闇国の中に太陽は輝くのであり、夜という闇の中に、月はまた輝くのである。

泥池の中の蓮華は清浄と咲きて、全てこれ自然実相と示して、煩悩即菩提の心を顕すなり。

しかるに、その蓮華と開き咲かせるは、大日輪の光明これなり。

その月と輝かすのも、大日輪の光明これなり。

全てこれ大日如来の教導説法にして、
大日経(教)と知る事なり。  


太陽の法嗣

大日天光子

合掌