戦争！

『 戦争！』


戦争には
どんな言い訳けも、大義名文も必要ない。

それは人間の最も残虐な行為なのであるから。

人間よ！

その言い訳けを
するよりも
大義名文を唱え
るよりも
その事実をこそ
はっきりと見つめて見なさい。

戦争に勝る人の残虐なる行為は他にはないのである。

ゆえに私はこれを人間のおこしうる最大の犯罪と言うのである。

人は、
その時人では無く、悪魔と化しているのであるから。

戦争によって人間は全ての生命においての最も愚かなる者となるのである。

その戦争を美化するな！

その残虐なる行為においてはどんな言い訳けも意味がなくどんなにつくろって見たとてその行為を正しいものと正当化する事はできないのである。

それは自らの魂に問うて見よ！

その魂がよく知っているのであるから。

戦争を取りつくろうな！

言い訳けをするな！

美化して誤魔化すな！

そして互いに相手の責任の如くなすりあいをするな！！

どんな事を
なしたとしても
その戦争をおこして行い犯した事は消し去る事はできないのであるから。

戦争は人間のおこす狂気である！！

その血の池で
踊りあがって喜ぶ者がいるならば
その者は悪魔に魂を食い潰された者である。

全生命の中においてただ人間のみがおこしうる狂気こそをそこに見なさい。

人間よ見なさい！

戦争のおこした全てのすがたを！

その残虐の全てを。

全ての前にさらして見せなさい。

死体と血の海、
その全てのすがたを集めまとめて万民の前にさらして見なさい！

人間よ！

それがあなた達のおかせし行為である。

そのような
すがたを見た時は、この地球上の
全生命は
もはや人間をして万物の霊長として選ぶ事はなくなるのである。

人よ！

目をそらすな！

その
狂気のあらわれがその相なのであるから。

人よ見よ！

苦しむ民を
傷つく民を
死にゆく子等と
女と民衆を
しっかりと見つめて見よ！

餓える民、
泣き叫ぶ民、
希望を無くした
民の目を！

そして
崩壊された世界を！

全てを
さらして見よ！

その人間達が犯した罪の姿から何ゆえに目をそむけるのだ！

見るのが怖ければそのような事をおこすな！

その
さらされた全てを目をしっかりとあいて見るならば
その愚かなる行為に気づくであろう。

それを見て
その死した者、
傷つく者、
苦しむ者達の魂の嘆きを聞きなさい！

叫びを、
そして自らの魂の声を聞きなさい！

それらをしっかりと聞くならば
その愚かなる行為に誰でもが気づくであろう。

あなた達は
なぜその現実から目をそらすのか！

人間の狂気と、
人間の犯す最大なる残虐行為と
その犯罪を見なさい！

されば
どんな大義名文も言い訳けも意味の無い事を知るであろう。

戦争を美化するな！

戦争は人間のみが
犯しゆく狂気に
ほかならないのであるから。

悪魔となって血の海にいる自分達の姿を見つめて見よ！

されば
だれもそのようなところへおもむかせる事などできなくなるのであるから。

戦争こそ
人のみのおこしうる最大の犯罪であると私は示すのである。

戦争で死した
全ての魂は
ただ戦争の
無い世界
戦争が生まれない世界をこそ望んでいるのであり
全てが平和に、
そして幸せになる事を望んでいるのである！

その魂の為にも
決して戦争をおこしおかしてはならないのである。

人よ！

この当たり前の事に早く気づき戦争の無い世界をめざしなさい。


太陽の法嗣

大日天光子


戦争こそ人間のみが犯す最大の罪である。

よく事実を見る事である。

オ一ン・アビラウンケン

合掌