『頭が良くて悪い知識人!』
知識あふれる頭の良い人が、その知識をもって多くの人々を集めて話をする。
聞く人々は
知識あふれる頭の良い有名な先生の話だからそれだけで有り難いと思い静かに聞いている。
知識あふれたその人は、気持ちよさそうにその知識の数々を並べ立てて胸をはって話をしている!
この先生は知識に、おぼれて自分に酔ってしまい、やたらとむずかしい言葉を並べ立てて悦に入っている。
聞いている人々は、その人が偉い先生であり次々に出てくるむずかしい言葉と、その知識の多さにしきりに感心している。
そして話は終わり、先生は満足しきって帰ってゆく。
この先生は知識人ではあるけれども
頭の良い人ではないのである。
自分の知識に自分を見失い自分の事しか考えられず、他を思いやる心が全く欠けているからである。
話を聞いた人に
良い話でしたか!
よかったですかと聞いて見ると
「よかったですね」
と答えても、その内容はどういう事でしたかと言うと
「難しくて我々凡人には解らない」
「頭の良い人だから、私達にはむずかしい話だった」
などと言う事がおこるのである。
話す方と聞く方
その相方が相手の心が解らないで話し、聞いた事になるのである。
こんな先生が
頭が良いはずはないのです。
この知識あふれる先生は自分の世界だけで話し、知識をひけらかすゆえに人に通じない事を話ししている事が解らないのである。
こういう先生と名乗る人々が現代社会には、あふれているのである。
やたらと
むずかしい言葉や新語などをならべて気どって知識人だと思っている!
こういう人は
本当は頭の悪い人なのです。
上面の知識ばかりで語る人は特にである。
この人には人としての他を思いやる心、相手の立場に立った心が全く無いからであり、欠けているからである。
本当の
頭の良い人は
誰にでも解る話を正しく説きほぐして、解りやすく話せるのである。
世の中には
こう言う頭が良すぎて良くない人々が沢山いるのである。
思いやりの心ある人ならば自分のためでは無く、他の為に心から話せるはずである!
それを知る事が大切なのである。
本当の頭の良い人になりなさい。
太陽の法嗣
大日天光子
合掌