『一流の舞踏家!』
(その1)
一流一実体道の舞踏家そこにありて、万舞それを舞いても、その一々は全て一の命の道と流れるなり一々の所作分別と示そうが、その全ては一つの流れより生じて、一つの流れとおさまるのである。これを一流のすがたと教えるのである。 一流をよく知る舞踏家、舞姫、伎芸天は、真理一命となして一の流れを舞いゆくなり。そは全てが一と生じて、一て帰するを知りゆくに、その技も美しき流れたる真の一流となる、この一流を真理に促して全てに見るは、この舞踏家、伎芸の面目これである。 舞いゆく一舞いの内の所作すなわち、諸法実相、分別一々の体これである。その一々もまたみな、その一つの命より流れ出て一つの命とかえると知る事なり。さればその一々を分別と言い、その全てを分別の無き一と言い、その全てを一とおさめるところの大いなる命!道!を一乗大乗、一義の諦と言うのである。これ一人の舞いに見て、真理、大いなる命と合わせ覚めゆくは、一流なる覚者の観と教えるなり。
太陽の法嗣
大日天光子
合掌