一言を説く! 3 | 太陽王法の会

『論じあう者達のすがた!』  


人が、
なにかを言うと
その話が途中で
あるのに
人は自らの頭を
めぐらして
反論や、
反発した言葉や
自分の言い分な
どを考えるので
ある。

すなわち
よく聞く事をな
さずして自己の
主張をする事の
みに考えをめぐ
らすのである。

その人に相手の
話の十分の一も
正しく理解でき
るであろうか!

出来ないのであ
る。

すなわち
理解しようと思
う以前に
そういう人々は
自己中心の主張
ばかり考えてい
るからである。

人が
なにかを言うと
すぐに対抗して
肩を張って論を
かまえようとす
る人々が多い事
を知る事である。


そういう人達は
相手が今だ話し
ている最中にお
いても、
常に自分の考え
ばかりに頭を
クルクルとめぐ
らして
対抗する言葉、
反発する言葉、
反論する言葉、
自分の主張のみ
を考えるのであ
る。

そういう人々は
相手の言う事の
十分の一も聞こ
うとはせず
真から理解して
いない人と言う
のである。

すなわち
そういう人を
よく聞くを知る
人とは言わず
よく真実を得る
人とも言わない
のである。

人々よ!

この事を自分に
あてはめて考え
て見る事である。


そして聞く時は
徹底してまず聞
くという心こそ
が大切であると
心にとどめて
聞き上手になる
事である。  

論争に立つと
相手の話など聞
くという心がな
くなり
自己の主張ばか
りに立って頭を
ただめぐらすの
である。

ゆえに、
自分の言い分の
みで頭がいっぱ
いであり
相手の話を静か
に受け取って
理解してゆこう
という心は
そこには生まれ
ないのである。

ゆえに
ただ無意味な争
いだけを残して
なにも得る事な
く終わってしま
うのである。

それはみな
自分中心主義に
見失っていると
いう事実に気づ
かず気づこうと
しない結果にお
いておこる事な
のである。

互いが
自己をおさえて
まず相手を理解
して聞いてゆこ
うという考えに
立っていれば
全ては解決しな
い事などなくな
るのであるのに!


「自分中心主義
にたってのみを
主張しているか
ら、まとまる話
も、まとまらな
いのである。
ただ真実主義に
立って互いに聞
く心を第一の心
として歩みより
論じあえばよい
のである。
相手の立場に立
った思いやりこ
そ、そこにおい
ての大切と教え
るのである。
相手を理解せず
おかまいなし
に自己の言い分
のみをおし通し
ても真実は、な
にも生まれない
のであると人は
よく知る事であ
る。」


太陽の法嗣

大日天光子

合掌