太陽の末裔の真相! 1 | 太陽王法の会

『太陽の末裔の真相!』  

(その1)


「王よ、かの雪山、ヒマラヤ」
のふもとに、いにしえよりコ一サラに属し、財宝と勇気とをかね具えたる端正な一つの部族がある。その部族は
「太陽の末裔」
と呼ばれ、わが氏族はサ一キヤ
「釈迦」
としょする。
われはその家より出家したのであって、もろもろの欲望をのぞむがゆえではない「 王、ビンビサ一ラに答えた釈尊の言葉より
「小部経典、経集三、一出家経」
ここで示する太陽の末裔とは太陽の親戚の意にして、これこそをよく知る事である。
ヒンズ一教で釈尊を太陽神ビシュヌ神のヘソ、即ち中心より生まれたと示すのも、その成道真理を示しているのである。太陽の中心たるブラフマ一の原理、梵我一如となす事こそこれを示しているのである。
太陽とは古来
「マハ一・ヴァイロ一チャナ」
即ち摩訶毘盧遮那、大日如来と言い!
その太陽と一如成道し開覚したのが釈迦「!月氏」
と教えているのである。
大日如来とは太陽神にして、大仏、本仏たる如来を示すのであり、日本神道においては天照大神の合わせ鏡
「命」
の原理がこれを教え示すのである。
即ち
日と合わせた鏡
「命」
が月でもあり、その日月一如と成身する「明覚」
の理を示すのである。
神道においての御子を、天津日嗣の命
「ミコト」
と示しているのも、太陽の裔の理を示しているのであり、
天照大神の末裔とする天皇を太陽として、その皇子を皇太子と言い、太陽の子としての日嗣ぎの御子と呼ぶのもその道から来ているのである。
古来天皇は天皇霊と宿して賢処において王法を修し、その上で高御蔵の座
「太陽の座」
と得てはじめて天皇と成り行くのであり、ゆえに太陽、天皇と会う儀式の中に朝見の儀というものがあるのも太陽と出あいゆく王法の理をそこに秘め教えているのである。
古代のアポロン神も太陽の裔にして太陽神と至り帰りた神を示すのであり、イスラ一ムのアッラ一神もまた、月の神としてのラ一が太陽神と一つに成身して、太陽神と至り、アッラ一神となったのである。
ア一メンという意味もまた太陽真理と一つに至る原理をそこに秘めているのであり、エホバの神ヤハウェー神の神の印もまた太陽王として太陽神と一如と至りた事を教えているのである。
神仙道の東王公も西王母
「木公と金母元君」も、東の太陽、西の太陽を示して太陽王法を示し
マヤ文明
エジプト文明
インカ文明
ラ一文明等々沢山の太陽王達もまたその初めにおいて太陽一如と成道してその真理と至り、その王法を嗣ぐ者として、太陽王が成立していったのである。
朝鮮の王も同じであり、朝鮮とはそもそも、新鮮なる朝を示し、朝の太陽、美しい太陽を朝に受けて、その王法と一つになって王が誕生したのであり、中国においてもこれは同じであり、全ての太陽王、王族の初めには太陽の王法が道としてあったのである。
太陽と一如と成道し真理より大法と受けて、天の祝福、香油を頭頂に注がれて、はじめて王位を得たのである。
仏達はこの香油を四大海の水と示し、五色の水とも教え、その理を教え、そこにおいて一切智智と極め至りて王となったのであり、ゆえに仏をして全ての王もまた讃えて、王中の王、天中の天、神中の神と呼んだのである。
釈迦仏はブラフマ一の原理において成道し太陽即ち、大日如来
「摩訶毘盧遮那遍一切處」
としての命と生まれたのである。
阿弥陀仏もまた、阿字主たる大日如来
「太陽」と一如至りて阿弥陀仏と成り、西方と荘厳する太陽、天地一如の命の相を教えて西方菩提処の王仏と示すのである。
道はみなただ、太陽王法に一となるのであり、全ては一とゆえに教えるのである。
太陽宇宙の中心にして主、その宇宙そのまま大いなる命にして日輪こそ、その命の中心、魂にして神性たる命とこれを示すのである。
その主たる太陽と一如成道して大いなる神秘奇瑞を受け、修道となして開眼し、更に進んで大智と至りたのが、一乗仏としての仏達であり、一神教の神となりた神々達なのである。この一乗仏も、一神教の一神達も、みな至りた理において、道において全て一つなのであり、そのゆえに仏は教えとして、全ては最後に一乗の教えを説くと示し、道の行きつくところは全一元にして、一相、
一味、
一法であると示すのである。
太陽一如と成道して太陽と生まれる!
ゆえに太陽王なのであり、その王中の王が仏であり、一神としての神なのである。
太陽王法の大神秘を実と開いて、偉大なる真理と至り、その道と入り王となり、大仙人となり
仏となり
神と成るのである。人は自己の勝手な物差しと計らい。
自宗我執に迷いて、この神、
この仏が最上だの、真実だのと申して争い、
果ては戦争までおこして人々を逆に苦みと迷いの底に落としているのである。
ユダヤ教の神も、
キリスト教の神も、イスラ一ムの神も、ヒンズ一教の神も、ラマ教の神も、
ゾロアスタ一教の神も、
神道の神も、
仏教の仏達もみな一つの道と至りた者達なのである。
そしてその一つの王道、真理への成道、成身の姿をそこに教え命のゆくべきところ、至高に生命と生まれる道をそこに教え与えているのである。
ピラミットは地より天へと至る太陽王の法を教え、その三角が地より天、天より地と一体した相を示して、ダビデ王の星として、イスラエルの星としても教えているのであり、ヤハウェー神の神の印もまた太陽王法と至りた者の印として、太陽の中に三角印を示して一眼の目を示してその理と義と道を示すのである。
仏教に示す、真言の究極は大日如来一如と成身し、自らが大日如来
「マハ一・ヴァイロ一チャナ、太陽生命」と成る事にして、ゆえに大日経をして、摩訶毘盧遮那成仏神変加持経と示すのである。
これは大日如来と即身成仏させるための神変加持の法を示すものなのであり、その王法と修して真理を開き大日如来と入我我入して境地冥合し自らがその仏一如の仏と生まれる王法を示すのである。

続く


太陽の法嗣

大日天光子

合掌