私を観る者! | 太陽王法の会

『私を観る者!』  

友よ!

よいかな、
人の肉体として
の私を視たから
と言って、
真実の私を見た
とは言えないの
です。

貴方達に、
私の心が見えま
すか!

私の願いが見え
ますか!

私の思いが、
私の希みが、
私の考えが、
私の想念が見え
ますか!

私の魂が、
精神が、
私の意思が、
貴方達に見る事
ができますか!

私の迷愚の心、
煩悩の心、
私の覚め悟りの
心、
解脱の心、
離言寂静の心、
その私が貴方達
に見る事ができ
ますか!

ましてや、
天地宇宙一杯に
広がる
私の魂、
私の意思、
私の原理、
私の道、
私の真理、
私の力が貴方達
に見えますか!

天地大自然の中
に一つとおさま
る私の心、
私の命、
私の世界が見え
なくしては、
誰も、
誰一人として、
真実の私を見る
事ができないの
である。

されば私を真実
見ようと欲する
ならば。

人よ!

友よ!

貴方自身の心に
これを見なさい


貴方自身の精神
に、
意志に、
魂に、
道に、
悟りにこれを見
なさい。

私の説き顕した
全ての教えも、
私の全てではな
く、
ほんの一部分で
ある。

しかし、友よ!

貴方達はその全
ての教えにこそ
依るがよい。

その一言一句、
一文において、
貴方の心で、
大きく大きく、
広げて見つめる
事である。

文上をただ読む
事なかれ。

そこにある心を
読みなさい。

そこにおさまる
広大なる世界を
見なさい!

そして観じ展開
して考えて読み
なさい。

貴方達が、
それを繰り返す
結果によって、
貴方達は悟りを
見、
覚めを得て、
私をそこに見て
また、
真実の貴方自身
を見る事になる
のです。

私を真実見ると
いう事は、
このようにして
はじめて、
真実のものとな
ると知る事であ
る。  

神は、
よく神を観、
仏は、
よく仏を観る。

人は、
その無常なる物
体を見て、
それを真実見た
つもりでいる。

人は真の観る事
を知らないから

真実を見る事が
無いのである。

ゆえに私は、
人よ!

観の心をこそを
大切にせよと言
うのである。

観とは、

一々一切と合わ
せて全てをめぐ
らして見るとい
う事である。

広く広く、
大きく大きく、
深く深くめぐら
して見る!

これが観である


あらゆるところ
において、
よくこれを識心
で行じる者達は

その行の精進に
よってやがて、
観自在にして、
広大なる智慧を
得る事になるの
である。

よく私を見る事
を欲して、
私の教えを信じ
修して観をなす
者達は、
やがて実の仏を
見、
神を見て、
私を真実見る者
となるのであり

真実の自分をそ
こに見る者とな
れるのである。

友よ!

これを観るとい
う行に依って至
る大いなる道と
言うのである。

太陽の法嗣

大日天光子

合掌