この話はいつものカジノ友人14億円の男ではなく、
マレーシアのカジノ友人の話である。
彼はゲームの中では特にルーレットが得意だ。
稀に大小もするが、バカラはしない。
(ここが14億円の男との違い)
私はその彼に、なぜ、バカラはしないの?・・・・
と尋ねてみたことがある。
彼が言うには、
●バカラは2倍にしかならないじゃありませんか・・・
そんな低い配当のゲームは自分は好きじゃありません。
ドキドキするような高配当が貰える賭け事こそ
ギャンブルですよ・・・
バカラなんてアホらしくて出来ませんよ。
★ ★
と彼は私に説明してくれた。
元々彼はギャンブラー中のギャンブラーで
賭け金は常に高い。
ルーレットでもそのゾーンのMAX(マキシマム)を
張る事も珍しいことではない。
(金を持っているからだとも思う)
その彼がアジアの小規模のランドカジノで
ゲームをした時の話をしてくれた。
★ ★
彼はそのカジノでしばらくルーレットを楽しんだ後、
大小のテーブルに移動したときの話だ。
大小はルーレットよりはるかに高い配当ゾーンがある。
ご存じのトリプル賭けだ。
●トリプル賭け
「3個のダイスが同じゾロ目になった時が勝ちという賭け方。
216通り中、1通りしかないので、配当も高い。
マカオタイプでも韓国タイプでも1対150」
150倍にもなるそのゾーンには当然、
ゾーンリミットがあり、大や小に賭けるような
日本円で100万円などは賭けることが出来ない
(2倍ゾーンには賭ける事が出来る)
そんな中、彼はトリプルの150倍に100万円を
1点賭けしたのである。
当然ディーラーからリミット超えを宣言され、
その賭け金は突き返されるはずなのだが、
なんと!そのディーラーは、突き返すどころか、
見ないふりをしてゲームを進行したのだった。
ディ―ラーの思惑としては216分の1の確率でもあるし
ほとんど出ないゾロ目の中でその一つだけに
賭けているのだから必ず外れるだろうと思って
わざと見逃したのかもしれない。
又は単なるボンミスなのかもしれないが、・・・
(3流カジノなので・・・)
ところが、何とその216分の1の確率が
見事、当たりとなってしまったのである。
以前アジアど素人さんのブログでも同じように
150倍を当てた件(くだり)があったが、
(その時の賭け金はルール通り)
本当に当たってしまったなどと言う事は
無いことではないのである。
ただ今回はディーラーの手違いとは言え配当が
1億5000万円にもなるという事なのである。
その時ディーラーは青くなっていたようであるが、
ディーラーの過失としては最大の過失である。
ディーラーがOKしなければ無かった損失なのだから。
★ ★
そのすぐ後、ピットボスの上の上が出てきて、
こう言ったそうだ。
●お客様、今回のゲームはデーラーのミスで
誠に申し訳ございませんが、賭け金がマキシマムを
超えてのベットですのでノーゲームとさせて戴けませんか?
それがどうしても駄目なら半額にディスカウントしてください。
★ ★
その話を呆れて聞いていた彼は反論するつもりでいたが、
ディーラーのあまりにもかわいそうな表情と、若さに鑑み
その勝ち金を放棄したのだった。
その事があった後、
彼はカジノに1億5000万円をプレゼントした男として
有名人となり、そのカジノ以外のカジノ経営者とも
知り合いとなる機会を得る事が多くなって
ハイクラス(VIPクラス)の人脈を広めていくことに
成功したのだった。
その中の一人がキングドラゴンなのである。