水田に水が貯えられるようになると、家の近くの水田地帯にもツガイのカルガモを見かける。以前は天敵のイタチがいたので見かけることはなかったのだが、どうやらイタチのほうが姿を消したのかもしれない。
元来の野生種というよりは、アヒルとの交雑種であろう極端に人を警戒してはいない。このカルガモが耕作放棄地の草むらに巣をつくる。食性は雑食で苗も食べるので農家にとっては食害があるのだが、ジャンボタニシという外来種に悩まされ続けているこの地域では、ジャンボタニシも食べてくれるカルガモは特別に敵視する鳥ではない。
そのカルガモが卵を温めるようになるとカラスがカルガモの巣へやってくる。10個程度の抱卵をしている親鳥に威嚇すると親鳥は簡単に巣から離れる。そこで卵を失敬していく。何事もなかたかのようにまた抱卵をする。そしてカラスがやってくる。この繰り返しが続く。4個程度は残しているようだ。来年の収穫を考えてのことだ。