通常なら稲刈りが一段落すると冬野菜の準備として畑の作業を始めるのだが、長雨ということもあり畑はズブズブ状態で管理機(耕耘機)も草刈り機(自走型)も受け付けてくれない。
全く水が引かない水田は広大な湖のようである。私の行動する範囲から見て、作付した水田の一割プラスは稲刈りが終了していない。水が引かずにコンバインを運用することは数倍の時間と労力が必要となる。また稲穂が乾燥していなければ乾燥機への搬入も手作業となり、石油の消費も割増しとなる。さらに収穫のタイミングが遅れることでコメの品質も悪化する。機械化で処理するのはかなり厳しい。基本的に流通できないコメになることは間違いない。
さて、我がライスセンターは口座引落しを除き経費の支払いを済ませ、請求した入金を待つのみである。来年も運営できる運転資金は確保できるであろう。コメの取引は基本的に現金の受渡し形式を維持している。JAへ納品すれば翌日にはJA口座に振り込まれる。民間の仲買業者であっても一週間前後で支払われる。という訳で、ライスセンターの請求が遅延すれば現金はあっという間に蒸発してしまう。従って現金が手元にある時に請求をする。この習慣が15年にわたって定着している。最初の時は納品と同時に請求書を渡していたので不評もあったが、お互いに「掛け金」を計上すれば積上がるのも必然である。ライスセンターが健全に維持できるもの現金が滞ることもなく流れているからになる。そのシステムをexcel関数という優れものがチャラッと処理している。
さて、昨日から新米へと入れ替えた。昨年のコメ(古米)も残っているので精米した10㎏の新米を食べたら、古米を引き続き年内は消費する。それでもまだ残るので新粉餅(しんこもち)をつく。精米機で2回ほど上白モードで精米して20㎏程度は処理して親類に配りまくる。冷凍庫に保管し「トッポギ」の食材として食べている。トランジットで一時入国した氷点下5℃のソウルの街で、薄暗い屋台で初めて食べたトッポギは忘れられない旨辛さであった。