朝夕の風は涼しいとはいえ日昼の猛暑日は復活した。東庄県民の森では、セミの大合唱に小鳥の独唱がかき消されている。という訳でセミの話から。朝のラジオで人間に体当たりしてくるセミの話題があった。特定してクマゼミと称していたが、ミンミンゼミとて同じである。散策路を歩いていると野鳥広場の手前で必ずセミが体当たりしてくる。何故かカーキ色の帽子をめがけて衝突をしてくる。交尾する相手と勘違いしているのだろう。残念でした。
さて、水田の草刈りが一段落して一週間になる。すでにチョロチョロと草も復活を始めている。神経質に刈り取る必要はない。コメに黒い斑点を残す害虫のカメムシ君も既に所定のポジションに定着して繁殖を繰り返している。草刈りで対処できるタイミングは過ぎた。夏という季節は植物(雑草)も害虫(昆虫)も湧き出してくる。完全に対処(殲滅)するなら収穫物を食べる人間にもリバウンドしてくる。そういった加減というか妥協点を考えて農産物が流通していく。
その水田に珍事が発生した。ほんの少しだがミステリーサークルが現れた。ダウンバーストや突風が吹いた訳ではない。稲穂が重すぎて倒伏した訳でもない。現場検証の結果イノシシの仕業であると結論づけた。小さな足跡もある。およそ10キロ未満のウリ坊であろう。30キロ以上のイノシシが入れば稲は完全に踏みつぶされているからだ。イノシシが未熟なコメを食べにきたという訳でもない。刈り取りの直前だとイノシシの食害というのはある。その為に中山間地ではイノシシに入られた水田の収穫を断念するという事例もある。
およそ推測できるのは、ヘビを仕留めに入ったのではないかということだ。2~3m程の間隔で貧弱なミステリーサークルができていた。ヘビの天敵はタヌキやイタチそしてイエネコとなるが、水で満たされている水田の中を機敏に動けるほどの馬力はない。
ま、今回はウリ坊であったので被害という程ではなかったが、まさか森から10キロは離れ、その間は延々と水田が続き、大きな水路も国道もあるというのに、水田にイノシシというのは想定していなかった。先月にイノシシの注意情報が防災無線で流れたが、野生の哺乳動物による本格的な被害とは無縁であった九十九里平野も過去の話となるようだ。