昼の最高気温が温度計で32度を超えた午後2時過ぎ東庄県民の森へバイクで出かけた。いつものトレッキングをするため散策路を歩くのだがセミの初鳴きを確認した。決して老人の耳鳴りではない。自宅の周辺でもセミが騒ぎ出すのも時間の問題だろう。

ちょっとした変化もあった。数年ぶりに野鳥広場でキジが藪の中から飛びだした。キジは藪に隠れていると人が近づいてきてもギリギリまで動かない。姿を隠す場所があれば基本的にやり過ごす姿勢をとる傾向にある。危険と判断すれば飛び立つのだが、それが20m程度しか飛べないので躊躇するわけだ。今回は最初にオスが飛び出し数秒遅れてメスが飛び出している。という訳でキジが数年ぶりに県民の森の周辺に戻ってきた。私の畑の周辺を縄張りにしているキジと違って、ここには最強の天敵である猛禽類がいる。はたして定着できるかどうか。ということで数年ぶりというのは、県民の森は生物も豊かだが生態系のサイクルである天敵もそれなりにいる。本来ならば天敵の少ない環境を選ぶのが自然でキジが定着するのは猛禽類しだいということになる。その猛禽類を写真に収めようと、夏になるとカメラの愛好家が大きなタブ(楠木系)の木を監視している。オオタカである。

 

さて、クヌギの倒木による事故が発生した。日テレニュースの画面から見ただけだが、法面の大木が数本同時に倒壊している。樹勢20m前後はある。サッカーの応援にきて丁度よい日陰であったのだろう。被害者の平癒を願う。

実は、東庄県民の森もトレッキングと称しているように関東ローム層の壁(50m)と常緑樹の森からなる斜面を活用している。したがって直線的で急傾斜の散策路に仕上がっている。小さな子供が入れる散策路ではない。設計者のマニアックな意図を感じている。私にとっては強めの起伏だが問題ない。しかし斜面の崩壊という問題はある。土砂災害レベル4で避難地域でもある。7月上旬の雨で一部が崩壊し木の根が露出している。基本的に崩壊の危険性は高くなっている。2年前の斜面崩落では道路の一部が落ちた。そして6月下旬に修復が終わったばかりではあるが、その下にある散策路の閉鎖は続いている。開設時から50年も経過すれば自然崩落も致し方ない。そうは言っても昨今のような法面崩壊には自動車道路という微細な振動が影響していると常に思っている。法面の設計に自動車による振動が計算に入っているのか。山歩きをしていると、水の力による自然崩落と車道による崩落という明確な境界を感じている。