世俗的でいやな話が続いたので、今回はスバルのこだわり6代目サンバーの話をしたい。私の車は型式TV1の軽バンになる、2009年式だが最終型ではない。走行距離は14万キロ弱といったところだ。日常の移動にはクロスカブ110(原付二種)を利用しているので、この5年間では年間で4000キロ程度しか走行してない。故障で走らないわけではない。週に1回程度の走行(50キロ程度)と年に一度の500キロ走行(蕎麦粉の購入)をしている。稼働させないと不調の原因になる。

すでに17年が経過しているが手放すつもりはない。各パーツに分解して、オークションで販売すれば結構な金額になる車となっている。

 

同じタイプの車はこの先、生産されることはないことから、ある意味で評価が高まっているらしい。そこでいくつかの特徴を挙げてみたい。

ハンドリングは一般車から初めて乗りかえるとオーバーステアをしっかりと体感できる。二度目からは自然にハンドル角を抑えるので初回だけテールスライドを体感できる。

空荷でも積載時でもサスペンションは柔らかい。フワフワしながら走っている。空荷状態での高速走行は直進安定性がほぼない、横風を受けると強めのカウンターステアを要求される。

エンジン音は静かだ。振動も気にならない。4気筒であることと最後部にマウントされているからだろう。ただし、エンジン上部の荷台は熱くなるので、バックドア側に熱に弱い荷物を積載することはできない。それとシリンダーの傾斜角が横向きに近いのでヘッドガスケットの交換タイミングが早い。一方で、タイミングベルトの交換は驚くほど簡単だ。それでもエンジンに手が入ると修理費用は高額になる。エンジンオイルは3000キロまたは半年を目途に交換が必要。このエンジンはオイル交換を怠ることでエンジンブローが頻発した。

フロントキャビンが衝撃吸収となるので前面衝突の場合、生命の保障は期待できない。ABSを始めとした安全装置とは無縁である。安全装置の付いている軽自動車でも基本的に同じなので特質すべきことではないかも。

ドアノブの消耗が早いので、ドアの開閉に不都合が生じやすい、部品は安いが工賃は通常相場だ。

 

さて、こんな車のどこが良いのか?ズバリ欠点だらけを承知で利用すれば、30~40万キロは走ってくれるところにある。手を掛ければ走ってくれる。ヨーロッパ車と同じ哲学がある。希少なので壊れても廃棄できない。そんな車である。