この日も朝から介助に入りました。
朝の身支度をしている時に今日は越谷にいる友達に会いに行きたいんだと介助開始5分で言われました。
もちろんいいですよ。と言って身支度を整えて朝食をさっさと済ませて出発です。
自分も越谷に行ったことがなかったので下調べをして出発しました。
越谷まで約2時間弱。
帰って16時の交代までそんなに余裕はありません。
道中いろいろあって2時間半かかり越谷に到着。
Dさんのうっすらとした記憶をたどり歩き始めるがなかなか見つかりません。
無理もありません。
Dさんは30年以上も施設にいたのですから。
途中で昼食を取り、何か目印のようなものは覚えていませんか?と尋ねると神社と言ったので神社の近くに住んでたんですか?それとも家が神社なんですか?
それについては覚えてないらしい。
もちろん神社の名前も。
昼食を済ませ、このまま闇雲に歩いても仕方ないので駅に戻り案内板がないか探したが見つからなかった。
もう手段がなくなってしまってどうしようかと考えているとたぶん神社の息子だった気がするとDさんが言ったので電話帳で片っ端から越谷にある神社に電話をかけてDさんのことを知りませんかと尋ねた。
残念ながらすべての神社に電話をかける前に帰らなければいけない時間になり、その日は諦めることにした。
後日、Dさんの介助に入った日に越谷の神社が見つかったから今日もう一度行きたいと言う。
よくよく聞いてみると前回諦めて帰ってきてから他のヘルパーさんたちにパソコンで調べてもらってやっと連絡が取れたということだった。
そして2回目の越谷。
たった1度しか来たことがないのにもう知っている街のように感じた。
神社はすぐに見つかり無事に再会を果たしました。
Dさんはこのようにして遠い記憶をたどりながらこのあとも色々なところへ出かけるのです。
外出編まだ続きます。