バレーボール世界選手権 キーマンその3『 石田瑞穂 』 | バレーボール研究部

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貫き通す強い意思で。。。



国内での合宿を打ち上げ、明後日イタリアへと渡る眞鍋ジャパン。
「いい準備が出来たので、後はイタリアで調整をして23日の開幕戦に備えたい」
と自信を持って語る眞鍋監督。
今日まで6日間続けたゲーム練習の成果に手応えを感じていた。

その練習ではもちろん、試合中も一際大きな声を出しチームを鼓舞する選手がいる。
26歳の石田瑞穂だ。
「自分自身も声を出す事によってテンションが上がるし、それが私のプレースタイル」
そう話す石田は、全日本では控えに回ることが多く、いわゆるスーパーサブ的存在。
それでもワールドグランプリのファイナルでは、ピンチサーバーとしての出場機会で
実に5本のサービスエースを奪う驚異の勝負強さを見せた。
「あまり緊張はしないです。やってやるぞってなると自分のサーブが打てないので、
いつも通り打とうって感じです。あとは私が入る事によってチームの雰囲気や、
言い方は悪いですけど尻をたたくというか、そういうことが出来たらと思っています」

彼女の人間性がチーム力を生む事を眞鍋監督も評価。ロンドン五輪では12名のメンバーから漏れるも、異例のサポートメンバーに選ばれたほどである。
それでも実力で残れなかった事の悔しさは持っている。
「バレー以外の面で求められているというのは嬉しいし、そういう部分でも貢献していきたいと思うけど、でもそれだけでここに残っているなら回りの人も納得しないと思うし居てはいけないと思うので」

新戦術の導入で石田の役割も変化。今年はスパイカーとして何でも対応できるように
鍛練を積んできた。「世界バレーでは、今まで自分がやってきた事を信じて、それを貫き
通し、強い意思を持って戦い抜きたいと思います」
世界一への長き闘いの中で、彼女の力が必要な時間は必ずやってくる。