おはようございます、落武者です。

雨の3月11日を迎えました。

今朝は、鎮魂の意味もこめてバックハウスの「最後の演奏会」を取り上げます。

 

最もストイックなピアニストと言えば、バックハウスを思い浮かべる人も多いでしょう。

いや、音楽愛好家の人口を考えればそんなに多いはずは無いのでしょうが、ことクラシックファンでは多いはず。

「休日には何をしていますか?」と言う質問に、

「ピアノの練習をしています。」と答えたと言うのは有名な話です。

 

ヴィルヘルム・バックハウス(1884-1969)はドイツ生まれのピアニスト。

”鍵盤の獅子”と呼ばれたバックハウスは、ベートーヴェンのピアノ曲の演奏家として有名でした。

 

今日のCDは、彼の最後の演奏会のライブ録音。

1969年6月26日と28日にオーストリアの教会で演奏されたものです。

 

 

 

もちろん、6月28日のベートーヴェンのピアノ・ソナタ第18番を心臓発作のため途中で演奏中止した健康状態のため、ミス・タッチやテンポの乱れがあるのですが、そのような事は些細なことです。

バックハウスの到達した境地が伺われる素晴らしい演奏。

胸が締め付けられる演奏とはこのような演奏なのでしょうね。

 

「最後の演奏会」6月28日の休憩後の1曲目と2曲目に演奏されたシューマンの幻想小曲集作品12から「夕べに」と「なぜに?」を貼ります。

 

こちらが告別の演奏となったシューベルト即興曲変イ長調作品142-2です。

 

この演奏の一週間後にベックハウスは亡くなります。

最後までピアノとともに歩んだ人生とも言えるでしょう。

 

 


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