おはようございます、落武者です。
世の中には超一流の実力と感受性を持ちながらもいまいち有名になりきれない演奏家が居ます。
逆に、話題性や容姿だけで有名になっている演奏家もいます。
先日聴いたペーター・レーゼルも不遇とまでは言えませんが、メジャーになりきれない演奏家の一人です。
レーゼルの演奏を聴けば、その人となりがわかります。
ピアノの音の粒一つ一つに「誠実」という言葉が宿っているような演奏。
”華がない”と言われても仕方がないと思わせてしまうほど真面目すぎる演奏です。
でもね、落武者はそれが好きなのです。
一流のテクニックを持っているので”不器用”という言葉は当たらないのですがね。
先日聴いたのは、この協奏曲BOXからハイドン。
ちょいと憂鬱な冬の休日の昼下がり。
少しでも明るい気分になろうとした落武者の選択ミス(;^_^A
ハイドンというよりベートーヴェンを思わせるような演奏。
軽やかさの欠片もありませんでした。
おいおいσ(^_^;)。
でも、良いなあ。
もう好きで好きで(*^▽^*)
youtubeにはあまりレーゼルの演奏がありません。
そのなかでハイドンではありませんがブラームスを貼っておきます。
レーゼルは、もっと多くの人に聴いてほしいピアニストの一人です。