ああ、またこの季節が来ましたかあ。
池波正太郎は、正月から翌年の年賀状を書き始めていたと何かで読んだ記憶があります。
それぐらい計画的にかつ時間をかけて書いていけば、それほど苦にならないかもしれない。
でも、凡人の落武者はそんなこと出来ません。
ずるずると引き伸ばして、ギリギリに毎年仕上げます。
最大200枚位だったのですが、10年位前から職場関係の年賀状は止めましょうと申し合わせが出来たので、今は70枚くらいです。
200枚の頃は数日掛かりでしたからねえ。
ここ数年は、天皇誕生日に丸一日かけて仕上げています。
印刷にすれば楽じゃないかとも思うのですが、実は、就職してから数年間を除き(その数年間は子供の写真でした。お・や・ば・か)、版画で作っているのです。
朝6時頃から下絵を描き、そして彫りはじめ、大体午前中で仕上げます。
昼食後、色を付けていきます。
版木に色が馴染むまで、何度も何度も重ね塗りをして、14時くらいから19時くらいまでで刷りを仕上げるのです。
もうね、腰が痛くなってボロボロ。
宛名は数年前まで妻が書いてくれていたのですが、最近はパソコンで印字しています。
この版画の力作の年賀状。
何が哀しいって、朱肉で名前ひらがな一文字の小さな判子を押すのですが、落武者と長女の最初の名前の読みが同じなので、受け取っている方の中に、長女に作ってもらっていると勘違いしている人がいることです。
しかも複数の方が勘違いしている。
「娘さんは、ピアノを弾いたり芸術性豊かですものねえ。」
なんて、妻に言ったりしてるの。
妻も別段否定もせず、笑っているだけらしいし・・・
まあ、いいんだけどね。
さて、今年の題材は何にしましょう。
ここ数年は野菜シリーズだったのですが、そろそろ別なシリーズにしましょうか。
題材を決めるだけで、疲れてしまう落武者でした。