「賢者は苦痛なきを求め、快楽を求めず」
アリストテレスの「ニコマコス倫理学」中の名言。
有名な一節です。
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ニコマコス倫理学〈下〉 (岩波文庫 青 604-2)/岩波書店
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- ショウペンハウアーも「幸福について」でこう書き記しています。
「アリストテレスが表明した『賢者は快楽を求めず、苦痛なきを求める』という命題が、処世哲学の最高原則だと考える」
- 幸福について―人生論 (新潮文庫)/新潮社
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- この格言こそリタイアを求める人=落武者にとっての道標となる格言であると思っています。
- あっ、落武者は賢者ではありませんけど。
リタイア人は慎ましく、奢らず、お金が無い振りまでする必要はないが、決して有る素振りは見せず、礼儀正しく清潔な身なりで暮らす。- まあ、これってリタイアしなくても当たり前っちゃ当たり前のことなんですけどね。
さて、では快楽とは何ぞやということになりますが、それは人によって違うでしょうね。
多分、己の考える贅沢が快楽なのでしょう。
「それって、ちょっと自分にとって贅沢じゃね。」って思う事柄が快楽のような気がします。
例えば毎日サウナに行くことは、落武者にとって贅沢です。
でも週一回は贅沢とは思いません。
卑近な話ですが、快楽を求めるか求めないかって、こういうことなんじゃないかな。
もちろん時と状況、お金の多寡などで贅沢の基準は変わるでしょうけど。
お金に困るようになったらサウナに行くなんてこと出来ませんから。
普通は、苦痛と快楽の度合いでもって折り合いを付けるのでしょうが、リタイアの醍醐味は嫌な事をしないことだと考えている落武者にとっては、贅沢など必要ありません。
「嫌なことをしない自由が本当の自由」
そのようにルソーも言っています。
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じゃ、贅沢の範疇に入らない落武者の楽しみって何?
そりゃ、何にも誰にも強制されない日常を送りつつ、週一回サウナに入ってビール飲んで、美味しいもの食べて家族で笑いあうことです。
これだけで幸せです。

