だいたいパパが、ソファに横になり、ゲームをしているその側でわたしが、チンプンカンプンな話をして、またかと、適当に相づちをうつ。
いくつかすれちがったひとのなかでも
具合悪くなるくらいだいすきだったひとがいて
もし、どこかで偶然合ってしまったら
また恋をしてしまうくらい
好きな人で、
とてもモテるひとで、
チャラチャラもしていなくて
わたしをすきなことがうそみたいだった。
いま、わたしは亭主関白ぎみなとうさん
にいつも穏やかでいてほしく
ニッコリしていることに安堵を覚え
出来ないことをゆるしてくれるたびに
よかったとおもい、
とうさん中心に生活することにほっとしている
そして、とうさんとしか喧嘩しないし
怒りを爆発させない。
たまに思い出す大好きなひとは
良かったことばかり思い出す。
でもわたしには大事な大事な娘がいて
やり過ごしたり、聞き逃してくれたり
ただそばに居て笑ったりしてくれるパパがいて
結局書いていて思ったことは、
いまをいちばんに、
いまに後悔しないように
なんですね。