残暑厳しいこの時期に
夏バテしやすい
夏風邪をひきやすい
夏風邪をひくと体調が悪化しやすい
などは気虚の状態とも考えられ、その改善を助ける漢方薬のひとつが
「補中益気湯」(写真は松浦製薬様のもの)
肺と脾の働きを補う漢方薬で、虚弱体質の方の体力維持に用いられることが多いですね。
この時期の夏バテなどで感じやすい
全身の倦怠感
風邪をひきやすい
呼吸の力が弱い
会話をするのが面倒
食欲不振
などの「気虚」の症状改善を助けます。
こうした春夏の疲れなどからの気虚の状況をそのままにして、秋冬に持ち越すのはよろしくないですので、早めの改善が良いですよね。
更に、新型コロナの感染拡大に関しては
・感染へのリスクが高くなる
・感染した場合に無症状で回復しにくくなる
・感染して症状が出た場合に症状が進行しやすくなる
・感染して症状が進行した際に回復する力が弱い
などのリスクが高くなります。
現在最も危険なのは
・無症状から回復しにくくなる
・軽度の症状から進行しやすくなる
ということです。
現状では治療薬がありませんので、ワクチン接種を行いながら
体力を維持する=気虚の状況にならない、気虚の状況を改善する
ことが大切です。
と、こうして、自分の体質をみながら、周囲の状況にあわせて伝統医学の知恵を学び生かしていくことは、現代医学とあわせて両輪として健康を保つ助けになります。
なお、補中益気湯の服用に際しては、既に漢方や中医学に詳しい医師や薬剤師に事前に相談がオススメです。
体質や体調、既往歴や服用中の薬がある場合には異なる漢方薬がオススメな場合もあります。
中医学(東洋医学)を学ぶことは、現代医学と両輪となって健康を維持し日々の養生に生かしていくことです。
漢方薬の学びは難しく感じることが多いですが、こうした身近な漢方薬から学んでいくのも理解を助け、実践に活かす力になっていきます。
虚しているのものは補い
多すぎるものは取り除き
バランスが崩れたものは調えていきましょう