「私、働こうと思う。」
一児の母でもある同級生から言われたこの言葉
私のスイッチが入った瞬間だった。
転勤族の父親を持ち、松山に長く住んでいた私。
県外の大学を卒業したのち就職で松山に再び戻ってきた。
そこで同じく転勤族の夫と出会い、結婚。
昨年出産した長男はもうすぐ1歳。
育児にも少しだけ余裕が出てきた頃、働いていた時期を思い出すようになった。
新入社員から本社への配属。
不安もいっぱいの中、慣れない仕事、慣れない言葉遣い、たくさんの取締とやりとりし、頭は混乱していた。
それでも3年やり切り、上司からの期待が高まる4年目を前に結婚。
夫にいつでもついていけるよう決めた退職に後悔はしていない。
それでもふと思いだす
お客様からの「ありがとう」の言葉とキラキラした笑顔。
私はイベントやカタログを作る仕事をしていた。
イベントの度にハプニングはつきものだったが、何よりも楽しそうなお客様の姿や「ありがとう」の言葉に、いつも救われていた。
カタログの出来がいいとお客様からの評判があると、もっといいものを作ろうと張り切った。
様々なイベントでいろいろな人に出会った。
カタログを作るたびにたくさんの人の助けがあった。
すべて 「人」 が私を支えてくれていた。
専業主婦になり、育児をしていると疎遠になる「人」との関わり。
また「人」と関わる事がしたいと思うようになった。
そんな中、友人の発言は私の心を大きく揺さぶった。
まだ乳飲み子を連れているので、あまり大きなことは出来ない。
自分自身、どこまで出来るのかもわからない。
あちこち模索していた時、知人の紹介で今回のプロジェクトに出会うことができた。
愛媛県の素晴らしい女性たちを紹介するこの企画にも魅力を感じた。
私のように
「何か」をしたいけど
「どうすればいいかわからない」女性はきっとたくさんいる。
そんな人たちの背中を後押しできるような冊子は
「何か」をしたくて「集まった」専業主婦である私たちなら出来る気がした。
乳飲み子を連れている私の事も快く迎えてくれた。
無理のないよういつもフォローしてくださっている。
こんな素晴らしいメンバーはいない。
もちろん、たくさんの人たちの支えあっての私たちだということも理解している。
無理をしない。出来ることは助け合う。
これからたくさんの
「出会い」と「感謝」、「学び」と「経験」が生まれるだろう。
一つずつ、大きくなっていけばいい。
これからの私たちの為に
そしてこれからを求めている人たちの為にも
私たちは走り続ける。
(M)