認知症ライフパートナー検定試験テキストの指摘(4) | 負けるもんかSEVENTEEN'S MEMORY

認知症ライフパートナー検定試験テキストの指摘(4)

P.195
2,鑑賞 L.14
>その他にも、雅楽・宮廷音楽・声明・ハワイアン・教会音楽・琉球音楽・ガムラン・民族音楽などがあります。

分類が不明で統一性がない。
雅楽・声明・教会音楽は宗教音楽です。ハワイアン。琉球音楽・ガムランは民俗音楽ではないでしょうか?
また、雅楽・琉球音楽は宮廷音楽でもあります。
音楽分類学上の根拠は無いのでしょうか?
単なる主観の分類です。

P.196
>表7-3-4 音楽のジャンル別分類

この分類は何を基本に分類しているのか意味不明です。

種類を
童謡唱歌、歌謡曲流行歌演歌、民謡・日本・世界、詩吟長唄、映画音楽、即興、クラシック、ジャズ、ラテン、ロック

この分類の根拠は一般の音楽家には理解出来ないでしょう。
例えば、音楽の特徴として、クラシックの欄に

>12平均律

とあります、これは、12音階の平均律のことなのでしょうか?
ならば、ジャズ、映画音楽やそのほかの多くの音楽はこの調律でつくられています。根拠が不明ですね。
12音階技法と平均律が混同しているのでしょうか?

また、ロックの音楽の特徴として、
>カントリー音楽とR&Bのの複合、ロックンロールの4拍子偶数拍のアクセント。

意味不明です。無茶苦茶ですね。また、4拍子以外のロックってたくさんあります。

さらに、ジャズの期待できる効果として
>テンションコードの緊張感

これは、どのような緊張感なのでしょうか。ジャズなどの用語で「テンションコード」という楽語はあります。
和声楽では属9、とか属11、などと表現します。分野で呼び名が異なるだけですが。
コードとは、一般にジャズコードネームの略ですね。英語表記が一般的です。
クラッシクでは、イタリア語、ドイツ語の表記が多いですね。

テンションコードは別名Tension noteとも言います、逆を、Avoid

noteといいます。
tension「(理学的意味の)誇張する=付加する」に対してAvoid「避ける=付加しない」と訳すのが通常ではないでしょうか。
テンションコードは緊張感があるコード(和音)という意味ではありませんね。

他の項目も音楽理論上、根拠の無いものばかりです。
情けない知識ですね。

P.200
>表7-3-5 演奏の効用

種類を
打楽器、弦鳴楽器、管楽器、手・身体
と4つに分けています。中途半端な分類です。
C,ザックの分類によると、

体鳴楽器、気鳴楽器、膜鳴楽器、弦鳴楽器

著者はこの分類に近いですが、一般的には、
管楽器(木管楽器、金管楽器)
弦楽器(擦弦楽器、撥弦楽器)
打楽器
鍵盤楽器(有鍵楽器)
と分けます。これに楽器と言う分類にふくめていませんが「体や声」があります。

また、弦鳴楽器の「楽器と操作性のこと」の欄に

>弦を弓でこする

操作方法がこれ一つです。擦弦楽器の簡単な説明だけですね。
弓こする奏法はバイオリン属や、中国の二胡などが有名ですが、
私たちの身近にあるのは、撥弦楽器のほうですね。
ギターや三味線、琴などがそうですね。音楽療法にバイオリンなど使うことは稀でしょう!
ましてや、認知症など高齢者の音楽療法では、三味線、琴、ギター、大正琴などの方が身近なはずです。
肝心な楽器の説明がなされていない。

この第三節の著者の音楽知識の低さに幻滅します。
日本の音楽療法士は、これまで指摘したような、間違った知識や少ない音楽知識で療法に当たっているのでしょうか。

日本の音楽療法は程度が低いとしか言いようがありません。

嘆かわしいです。

以上です。速やかな改定を希望します。