NHK深夜再放送~広瀬 | 負けるもんかSEVENTEEN'S MEMORY

NHK深夜再放送~広瀬

NHKの夜中の再放送。


井上陽水、BOKKO、広瀬香美と続いた。


広瀬香美の作曲法は、なんとなく分かっていたんだけど。


彼女自身が、「好きなところは?」と言うアンケートで


声が好き、歌詞が好きという結果が返ってきて、号泣したらしい。

なにせ、作曲家を自負して、アメリカで活動してたんだからね。


でも、日本のポップスって、いくら曲がよくってもヒットしないし、理解されない。

詩の内容や歌い手の魅力の方が先にくるんだよね。


もともと、日本人のメロディー感って、いくら、ここ半世紀、欧米のポップスを受け入れてきたといっても、日本語の表現って、今ひとつ、西洋の七音階とマッチしない。


小泉文夫氏が30年以上前に分析していた、歌謡曲の構造と、現在までそれほど大きくは変化していないんだよね。


まだ、J-POPと言われる曲の7.8割くらいは、日本的嗜好の音階から、抜け出ていないんだよね。

いわゆる、四七抜き五音階、自然短音階が中心となってしまっている。


いくら、西洋音楽を取り入れた、戦後の学校教育であっても、ビートルズに感化されたとしても日本語の言葉の呪縛がある。


それを、打破しようと、詩先ではなく、メロ先で曲を作る人が多くなった。しかし、ヒップホップなどは、洋楽的だが、こてこての日本旋律に影響されてしまっている。


で、話を広瀬香美のもどして、彼女の曲作りは、元々クラシックの基礎のようなのだが、それは、理論であって、過程に戦後の音楽教室の影響が色濃くある。

最初にメロディを聞いたとき、これってYAMAHAパターンじゃない?って感じた。

YAMAHA音楽教室が日本の音楽教育やJ-POPに与えた影響は多大であることは確かだが。その教育法は画一されたものがある。それゆえに起こる個性の潰しがある。

彼女の作曲法は少なくともその基礎の上にある。作曲する立場から言えば、常識の範囲の中であって、個性がない。


では、この法則から、抜け出したものを理解されるのも大変なことなのだ。


J-POPって音楽的には、かなり保守的な音楽だといえるんだよね。