御盆期間だったので、夜9時にアパートを出て、関ヶ原から高速に乗り、瀬戸大橋を渡り、朝5時過ぎに到着。

 空気の違いが、呼吸をする事に違う。

 確かに、体内が喜んでいる。

妻が来たことないということで、「大歩危」に来た。

 四国の中央あたりにありながら、秘境感がある。
 せっかくだからと、ボクも渡ったことのない「かずら橋」を渡ることにした。
 500円(その当時)を払うと、チラッと張り紙が目に入った。
 「返金できません。」みたいなことが、書かれている。
 あまり気にもせず、かずら橋を渡ろうと足元を見た。
 なるほど。
 足元の木材と木材の間隔が、ボクの足でも、すっぽり入るような広さがある。
 3歩くらいしか進んでいないのに、後戻りをしようとした時に、先程の張り紙の意味がわかった。
 はたから見れば、吊り橋を渡っているだけなのに、ボクと妻は決死の覚悟だった。
 朝1で、他に観光客がいなかったのには、救われた。
 ただ、吊り橋を渡っただけなのに、ボクと妻は満足した。
 前から知っていて、実際に見たことのない「小便小僧」を見に行く。
 こんな、山の中なら、他にどこでも用を足す場所は、いくらでもあると思うが、度胸試しか何かしらないが、高さ200メートル位ある岩場からするとは、ボクなら、出るもんも出ないだろう。
 徳島市内に向かって、1時間半ほど走って、「土柱」を見に行く。
 何度見ても、ここは話の種だなと思う。
 そして、ボクが1番好きなうどん、「たらいうどん」で昼食。
 ダシが好きなのだが、たらいに入った釜揚げうどんなので、ダシが薄まるのが、嫌いだった。
 別料金で、追加のダシも頼めるのだが、わりかし高い。
 御盆期間中なのに、すんなり店に入れたのは嬉しかった。
 いつも、行列に並んで待つのが当たり前だったからだ。
 久しぶりの味を楽しみ、昔から前を通るたびに、気になっていた、「川島城」を訪れた。
 駐車場に車を止め、無料なのか、受付もなく、おそるおそる建物に入ると、酔っぱらいが談笑する声が聞こえた。
 公民館みたいなものなのだろうか。
 よく考えれば、建物もいかにも模擬天守である。
 せっかくなので、上まで登り、下りてきた。
 今日の宿泊地、脇町に向かう途中に、「鳴滝」、「土釜」にも立ち寄った。