この時は珍しく新幹線で移動。
久しぶりに乗ってみようということで、妻と意見が一致した。
子供の頃のイメージで、お盆年末年始の利用が多く、大勢の大人に囲まれ、通路に荷物を置いて、その上に座ってと窮屈なイメージしかない。
唯一良かったのは、終点の博多まで乗ることだった。
途中停まる駅で、人混みを掻き分け下車する人を気の毒だと思っていた。
岐阜羽島駅から、ひかりに乗ることにした。
駐車場代も安く、駅の中の移動も短い。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240425/10/6zyoumanopianoman/6b/7a/j/o1026075315430214204.jpg?caw=800)
この駅を利用する人は、名古屋か大阪でのぞみに乗りかえるのが一般的だが、ボクは乗りかえず、ゆっくり缶ビールを飲みながら、久ぶりの列車を堪能したかった。
朝7時半頃に乗り、10時半くらいに博多駅に到着。
そして、弟の仕事の関係で割引のきく、駅近のニッポンレンタカーでコンパクトカーを借りた。
高速にのり、熊本城を目指す。
何度か来ているが、この時はお城の下にお土産さんを含む色んな建物ができていた。
そして、色んな店で買い物をしても持ち歩くことなく、宅配センターみたいなところで、買ったものが集約され、くまモンのイラストの書かれた段ボール箱に詰められた。
あとは、荷札に住所を書くだけだった。
懐かしみながらお城を見て回り、僕も妻も気持ちよさそうな顔で、城下を見渡した。
父親が通っていた熊工の話をする時に、たびたび話に出てきたからだ。
余談だが、父は高校生の時に駅で「山下清画伯」を見たという話が出てくるのも常だった。
公園の思ってたより小さい駐車場に車を止め、園内に入る。
うーん、立ち寄ることもなかったかなと思った。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240425/10/6zyoumanopianoman/a0/39/j/o1016089315430214210.jpg?caw=800)
気を取り直し、阿蘇山に向かう。
妻を噴火口まで連れていきたかった。
しかし、あいにくのガス。
数年前にこちらに移したが、それまではボクも妻も熊本県の南阿蘇が本籍地だった。
この時のレンタカーについていたカーナビは、古いのか、元々の性能が悪いのか、あと30分もあれば着く場所を、到着予定時間が3時間後を表示し、ふざけているとしか思えないルートを辿っていた。
父親の実家から見える、阿蘇 五岳が、ボクの熊本の風景だった。