私が中学の時の出来事です。
その日は、友人とつまらない事で口論になり喧嘩をしてしまいました。
ムシャクシャした気持ちで歩いて帰っていました。
いつもならば20分ほどで自宅に着くのですが、その日は遠回りをして帰る事にしました。
日頃、通らない道で気分も少し変わり、怒りも少し落ち着いた頃。
田んぼのあぜ道を歩いていると足元に小さな掛け軸が落ちていました。
丸めてあるのをほどき、開いて見てみると観音様が描かれていました。
何処かで見たことがあるなと思っていました。
まさに! 仏壇に入っている掛け軸でした。
そのまま置いて行こうかとも思いましたが、ぞんざいに扱ってはいけないと思い、持って歩いていました。
歩いていると、丁度良い長さの棒が落ちていました。
棒を拾い、棒の先に掛け軸を結び付けました。
電柱の穴に棒を入れ、掛け軸を掛けて帰る事にしました。
それから3日ほど過ぎたでしょうか。
夜中から朝に掛けて強い腹痛に襲われ、早朝病院に行く事になりました。
診察の結果、急性胃炎と診断され、5日~6日間とても辛い思いをしたのです。
その後、急性胃炎は良くなったものの、久しぶりに会った友人と登校時に話に夢中になり、電柱に気付かず激突。
左顔面強打、左目の周りは腫れ、内出血が酷く眼帯をはめて生活をする始末。
電柱に激突して2日後、自転車で友人の家に遊び行った帰りでの出来事です。
夕方、日も沈み周辺も薄暗い時間帯。
友人の家を出て急いで帰宅していました。
眼帯をしていて見ずらかったのあったのか、またも電柱事件。
今度は電柱にトタンで出来た看板が設置してあり、気付いた時にはすでに遅く、がんばって避けたのですが、左腕のところを看板の角に引っ掛けてしまい、お気に入りの服は破けるわ、左腕はザックリ切ってしまうわで、散々な目に会いまし た。
当時は悪い事が立て続けに起こるな~と思っていました。
それから時が経ち、屋祓いを終えて優愛の代表と話をしていますと、こんな話が聞けました。
自分の身体を中心から半分に分けて
左側を怪我するのは、見えないモノの仕業。
右側を怪我するのは、神事の間違い、もしくは、自分の不注意のどちらかだよ。
と教えて頂きました。
その時、中学の時に起きた出来事が脳裏をかすめたのです。
正直びっくりして、動揺してしまいました。
私自身そんな事とは、露程も思っていませんでしたし、当時は良い事をしたと思っていたからです。
けれど、見えないモノの観点からみれば、良いカモが来た、と思われたか。
電柱にぶら下げやがって、と怒りを買ったのか。
もしくは、全く違う理由かもしれません。
触らぬ神に祟り無しと言う言葉もあるくらいです。
よく解らない物や置物。
素人判断でお札、お守り、呪文(唱え事)の書いてある紙などを何も知らずに扱ったり 、自分勝手に処分したりすると怪我の素なのです。
時見