今回は、「ある時期から急激に変わった……」のはなぜか? という解説になります。
まず、因縁について のご理解が必要になるでしょう。
※まだ読んでいない方は「因縁」について読んでみてください。
以下、非常にショッキングな内容となるかと思います。
怖いと思う人は読まないことをお勧めします。
実際にお会いして、相談などを受ける場合にはこの内容をお話する事がありますが、因縁とは、お経や呪術や祝詞や形式や作法では消える事はありません。
なぜ消えないのか。
それは根本的に「宗教」と「見えない世界の力」というのは関係がなくなっているからです。
数千年前、初代は、確かにある程度の力が不思議な現象も起こし、形式やお経などは関係なく、「見えない世界の力」を行使し、ある程度、いろいろな事ができました。
しかし、今はあくまでも形式や作法が受け継がれているに過ぎないと思います。
さて、怨霊(因縁)は、その家系が途絶えるまで、消える事はありません。
ずっと、その家系にやってきます。
以下、たとえ話です。
ゴンスケという父親に子供が三人いたとします。
三人の子供は、それぞれの名前を、A、B、Cだとします。
Aには、霊感はありません。
Bには、多少の霊感がある。
Cには、かなり霊感があった。
とします……。
ゴンスケの死後、ゴンスケが生きているうちに恨まれていたり、何かの存在を怒らせてしまっていれば、ゴンスケを苦しめようとしていた存在は…… Cに、降りかかる可能性がかなり高い。
なぜなら、見えない存在である者達は、やはり遣り甲斐があるほうがいいですし、反応してくれる者のところにいくからです。
ではA、Bには、何の影響も無いのか?
いいえ。もちろん、影響を与える存在が何かしら降りかかります。
ただ、Cに、特に多くなるという事です。
ところで、A、B、Cには、それぞれ子供がいました。
Aの子供は三人、名前は、サザエ、マスオ、イクラ
Bの子供は二人、カツオ、ワカメ
Cの子供は一人、ノリスケ
ゴンスケの死後、ずっとCに降りかかっていた強い因縁でしたが、Cもこの世を去る時がやってきました。
Cの死後、その因縁のほとんどは、ノリスケが背負う事になりました。
ノリスケは、父親の死後、急に人生が上手くいかなくなり、大変な人生を送る事になってしまうのです。
ノリスケの父親であるCが死んでから、5年後、ノリスケも病死してしまいます。
ところで、ノリスケとは疎遠になっていた、Aの子供であるサザエ。
彼女にも多少の霊感がありましたが、その霊感は、彼女の息子達ほどではありませんでした。
サザエの息子は、慎之介、竜吉という名前でした。
竜吉は、縁遠くなっているけれど、もサザエの叔父であるCによく似ていました。
竜吉とノリスケはもちろん少し遠い血縁にあたり、竜吉はノリスケの死も知りませんでした。
しかし、ゴンスケが背負っていた因縁は、Cに降りかかり、Cの死後はその子供であるノリスケに降りかかり、ノリスケの死後は、少し遠い血縁となっている竜吉に、いきなり降りかかっていったのです。
※全ての因縁が降りかかっているとは限りません。あくまでも例えです。
竜吉は、その才能や性格を活かし、小作人を抱え、成功していました。
しかし、ある時から、人生が上手く回らなくなってしまったのです。
それがちょうど、ノリスケの死後であったとは、誰も思いもつかない事かもしれませんが、「見えない世界の真実」を語るならば、このような形で因縁がまわっていくのは当然の事です。
この因縁は、いわゆる「先祖供養」をしても何も変わりません。
なぜなら、ノリスケもサザエもゴンスケも皆、子孫に悪い事をしてやろうなど、全く思っていないからです。
これは当然です。
死んでから、自分の孫や甥たちに悪影響を与えようなど誰が思うでしょうか。
要は、本当に供養しなければならない事は、先祖が仕出かした事により、その家系に降りかかってきている「存在」を消し去る事なのです。
形式や作法、お経や祝詞や呪術ではこれらを消し去る、供養する事などは出来ません。
以上、長くなってしまいましたが、ある時から始まる…… 因縁の伝播でした。
シックスセンス管理人